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(回答先: 三共・第一製薬が統合へ 10月に持ち株会社 売上高9000億円に (産経新聞) 投稿者 愚民党 日時 2005 年 2 月 19 日 17:58:04)
三共・第一製薬経営統合 業界「ビッグ3体制」に
外資攻勢 更なる再編も
経営統合に向け最終調整をしていることが十九日分かった、製薬大手の三共と第一製薬。実現すれば売上高九千億円超の製薬会社となり、国内製薬業界は「ビッグ3体制」に突入する。しかし、同業界は薬価引き下げによる国内市場の伸び悩みや、外資の進出にさらされ、さらなる再編の可能性を残している。
両社が統合へ調整に入った背景には、まず研究開発負担がある。三共の研究開発費は年間約九百億円、第一製薬が同六百三十億円。製薬会社の生命線の新薬を継続的に製品化するには「最低でも年間一千億円必要」(大手製薬メーカー首脳)といわれ、企業規模の拡大は避けて通ることのできない道だった。
また、平成十八年度に商法が改正され、株式交換方式による企業買収が可能になると、時価総額が巨大な海外の製薬メーカーが、日本のメーカーを買収することは容易になる。「メガファーマ」と呼ばれる海外製薬大手から、「本気で買収をしかけられたら耐えきれる国内製薬メーカーはないのではないか」(青木初夫藤沢薬品工業社長)など危機感を抱く声は多い。
三共の場合、時価総額が伸び悩む一方、今後、製品化されれば年間二千−三千億円の売り上げを見込める動脈硬化治療薬などのパイプライン(新薬候補)を持つことが、買収を警戒しなければならない要因になっていた。第一製薬もサントリーの医薬品部門を買収するなど外部の製品の導入を進めていたが、厳しい市場環境で、単独での生き残りは難しい状況だった。
武田薬品工業、そして四月に山之内製薬と藤沢薬品工業が合併して誕生するアステラス製薬と合わせ、「ビッグ3体制」となる国内製薬業界。その構造変化が、他の製薬会社に再編を促すきっかけとなる可能性は高い。
http://www.sankei.co.jp/news/evening/20bus001.htm