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(回答先: ニッポン放送株続落 フジTOB追い風か ライブドア株も下落 戦略に影響?[読売] 投稿者 乃依 日時 2005 年 2 月 16 日 23:16:50)
http://www.zakzak.co.jp/top/2005_02/t2005021603.html
ライブドア堀江グレー手法に市場内外から大批判!!
「TOB逃れ」「業界のモラル逸脱」
インターネット関連会社のライブドアが東京証券取引所の時間外取引で、ニッポン放送株を大量に取得し、大株主に浮上してから1週間。フジテレビがTOB(株式公開買い付け)を実施中に法の盲点を突いて、一気に株を買い集めた形だが、堀江貴文社長=写真=の強引な手法に市場内外から批判の声が噴出している。
【モラルの欠如】
現行の証券取引法では、市場外で上場会社の株式を買い集めて保有割合が3分の1を超える場合などには、手続きの透明性を確保するなどの理由から、TOBの活用を義務付けている。
ところが、ライブドアがとった「時間外取引」は市場での取引と位置付けられ、この規定の適用外となっている。
TOBはまとまった株式の買い付けによる株価変動リスクを回避して、投資家の利益を保護するために儲けられた「市場外」の取引制度だ。
ライブドアは、「市場内」の「時間外取引」を使うことで、TOBと同じ効果を得られたが、業界では「モラルに反する行為」(金融庁幹部)との見方がもっぱら。
「TOB規制に適合するケースはあくまでTOBで行い、法の網の目をくぐるような『時間外取引』を利用しないのが業界の常識」(証券関係者)と問題視する声も出ている。
【証取法に抵触も】
「時間外取引」で、売り手と買い手が示し合わせて売買をすると、多くの投資家が参加する市場取引ではなく、事実上、相対での市場外取引を行ったことと同じになる。
金融庁関係者は「違法ではないが、ある意味、脱法行為」と厳しい立場を崩さない。
専門家の間では、売り手とライブドアが事前に意思を示し合わせていたと認められた場合、「証取法に触れる可能性もある」(証券アナリスト)との指摘もある。
【フジに追い風】
昨15日の東京株式市場で、ライブドア株とニッポン放送株には売り物が集まり、続落。ライブドアとフジテレビジョンの間でのニッポン放送をめぐる買収劇の行方が見極めにくく、ニッポン放送株は利益を確定する売りが優勢に。ニッポン放送株は2営業日続落し、240円安の6640円だった。
「ライブドアには当面影響なし」(準大手証券)との見方が優勢だが、フジテレビのニッポン放送に対するTOB価格5950円に接近しつつあることから、「フジテレビとってはTOB成功のための追い風」(同)との声も。
一方、既存株主に不利益をもたらす可能性が強い、MSCB(転換社債型新株予約権付社債)発行するライブドアの15日の株価は一時、前日より43円安の368円まで急落、終値は39円安い372円で3営業日続落となった。
ライブドア株の下落については「同社の資金調達やM&Aに影響を与えかねない」(大手証券)との声が強い。
ZAKZAK 2005/02/16