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(回答先: 日銀リポート「景気回復でも物価上がりにくく」 [日本経済新聞]【来年からデフレ脱却に向かうと予測した舌の根も乾かぬうちに 投稿者 あっしら 日時 2004 年 12 月 08 日 01:21:39)
コンピュータ業界で、仕事をしていて、分かる事は、本当にキーになるようなモデリングの部分も、けっこう、外注していることが多いことです。
予測に使う、シミュレーションモデルも、数学的モデルを自身で作成し、自身でキーコンポーネントをコンピュータ上で製作できる人は、ほんのわずかです。いわゆる出世をしている人には、ここまでのことは、不可能です。大学の教授も、委員会で忙しくて、とても。
大手の開発会社は、モデルを学会で発表することはあっても、そういう研究者が、実際に使えるコンポーネントまで製作するケースは、まれです。
政府系の研究機関も、大手の開発会社も、”こうあって欲しい”という絵は描きます。しかし、理詰めでキーコンポーネントの製作まで行っているケースは、少ないです。望みを託して、外注することが多いです。外注先は、ある意味、”とりあえず”、の開発に陥りやすいです。
もちろん、シミュレーションでは、ケーススタディを行うのであって、最終判断は、人が行います。しかし、より妥当なケーススタディを多くやった上で、最終判断をするのと、そうでない場合とでは、差がでてきます。
従って、本当の意味で、過去の知識を活かしながら、予測精度を上げるシステムを持っているとは言えない、と思います。経験を、フィードバックして、より妥当なケーススタディができるような仕組みになっていないのですね。