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(回答先: ドル資産への投資意欲、やがて衰える・FRB議長 [読売新聞]【理屈はその通りだが、なぜわざわざ発言して火に油を注ぐの?】 投稿者 あっしら 日時 2004 年 11 月 20 日 01:28:06)
11月19日(ブルームバーグ):グリーンスパン米連邦準備制度理事会(FRB)議長は19日、米国は経常赤字を埋めるために国外資金を呼び込む必要があることについて、海外投資家の対米投資意欲はいずれ限界に達し、ドル以外の通貨に資金を分散する、もしくはより高い金利を要求することになると警告した。
グリーンスパン議長はフランクフルトで開催された欧州の銀行業界の会合で講演し、「米経常赤字の規模を考慮すれば、ドル投資意欲がいずれ減退するのは避けられない」と語った。さらに、「海外投資家はいずれドル資産の積み上がりを調整する、あるいは米国に投資を集中させるリスクを相殺するために、より高い投資利益を求めることになる。この結果、米国の経常赤字を埋めるコストは押し上げられ、ますます維持が難しくなる」と述べた。
グリーンスパン議長はそのうえで、こうした調整は金融市場で吸収される可能性が高く、経済に重い負担を強いることにはならないとするこれまでの見解をあらためて示した。議長は「危機的状況を招くことなく、市場の力によっていずれ持続可能な経常収支を回復することになろう」と前置きしたうえで、「自己満足してはならない」とクギを差した。
ニューヨーク外為市場ではドルが対ユーロで下落。現地時間午前9時42分現在、1ユーロ=1.3062ドルで推移している。前日遅くは同1.2961ドルだった。
グリーンスパン議長はこうした状況がドルの水準にどのような意味合いを与えるか予想するのは困難だとし、「為替レートの予想は、コインの裏表のいずれが出るかを占うより難しい」と語った。
双子の赤字
講演テキストによると、グリーンスパン議長は米金利の方向性や経済成長率には言及していない。
第2四半期の米経常赤字は過去最大の1662億ドルに膨らんだ。グリーンスパン議長は米通商調整へのカギとして、米国の貯蓄率向上を促進する政策を挙げた。
議長は「財政赤字を削減(できることなら黒字に転換)することは、国内貯蓄を拡大させる最も効果的な措置と考えられる」と述べ、「個人の貯蓄率は現在、異常に低い水準にあり、これを引き上げる政策を策定するなど、民間部門の貯蓄を大幅に拡大させることも当然ながら有益だ」と語った。
原題:Greenspan Says U.S. Can't Be `Complacent' on Deficits (Correct) (抜粋) {NXTW NSN I7FJP907SXKX http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003017&sid=ayMt9xzakFEc&refer=jp_news_index
翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先:
ニューヨーク 西前 明子 Akiko Nishimae anishimae3@bloomberg.net Editor:Yamahiro
記事に関する記者への問い合わせ先:
Craig Torres in Washington
at ctorres3@bloomberg.net
記事に関するエディターへの問い合わせ先:
Kevin Miller at kmiller@bloomberg.net
更新日時 : 2004/11/19 23:48 JST