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【ベルリン=菅野幹雄】米連邦準備理事会(FRB)のグリーンスパン議長は19日、フランクフルトで講演し、米国が抱える高水準の経常赤字を背景に、海外投資家によるドル資産の積極的な買い増し意欲が将来の一定時点で衰えるとの認識を示した。ただ反転が始まる時期やドルの水準については容易に予測できないとも指摘した。
同議長は為替市場での通貨当局の大規模介入について「いくらかの影響はある」としながらも「持続的な効果をもたない」と語り、為替の急変動を止めるには限界があるとの見方も示した。米国が抱える不均衡については「市場の力で、やがて危機を伴わずに是正することができる」とも表明、米国経済は十分な柔軟性を持っているとの自信を示した。 (00:09)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20041119AT1F1901T19112004.html