現在地 HOME > 掲示板 > 国家破産37 > 582.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
限界に達しつつあった。
追い打ちをかけたのが、西武鉄道の有価証券報告書虚偽記載問題だ。コクドと子会社のプリンスホテルが保有する西武鉄道株約2億株の時価総額は今年3月末は3020億円だったが、問題発覚で株価が急落し、今月5日段階で906億円に減った。今後は、西武鉄道株の買い戻しを求めている企業に対応するための資金も必要になる。
コクドは箱根仙石原プリンスホテルを先月末、初めてグループ外の日産自動車に売却するなど保有資産のリストラに着手した。事業の見直しに聖域はなくなり、球団も売り出すしかなくなった。
◆提示額200億円 ライブドア断る
ライブドアの広報担当者は6日、西武側の提示額が200億円だったことを明かした。「高すぎる」と断ったが、提示額が下がれば柔軟に検討する意向という。
プロ野球球団は非上場で財務状況を公表しておらず、過去の球団売却例も少ないため、「相場」の判断は難しい。ライブドアが近鉄に買収をもちかけた際は10億〜30億円の提示だったという。
最近では02年3月に横浜ベイスターズの親会社がマルハから東京放送(TBS)に変わったが、TBSグループは球団の株130万株のうち70万株を140億円で購入したとされる。1株2万円となり、球団価値は計260億円の計算になる。
西武の今季観客動員数はパ・リーグ2位の165万人だが、ダイエーの307万人の半分程度。巨人戦主催ゲームの放映権収入が見込めるセ・リーグと違い、毎年20億〜30億円程度の赤字とされる西武は、200億円では割高との指摘もある。
また、西武球場前駅の年間乗降客約280万人のかなりの部分を野球観戦客が占めており、鉄道事業との関係で、埼玉県所沢市の西武ドームを本拠地として継続使用することも条件とみられる。しかし、西武ドームは都心から離れていて観客動員に難があり、売却交渉でこの条件がマイナスになる可能性もある。
◆第2の合併、再浮上も
パ・リーグは6球団で年間150億円以上の赤字を出してきた。構造的な赤字体質を支えてこられたのは、セ・リーグに比べ親会社に電鉄系企業など大企業が多かったからだ。「広告塔」としての役割を重視し、親会社が球団の赤字を広告宣伝費で補ってきた。
しかし、バブル崩壊を経て親会社に余力がなくなり、連結決算制度の本格導入で子会社の赤字にも厳しい目が向けられるようになった。93年のフリーエージェント(FA)制