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(回答先: 【公認会計士との癒着も】コクドの西武鉄道株大量保有 40年以上 なぜ分からぬまま…?【東京新聞】 投稿者 転載バカボン 日時 2004 年 10 月 21 日 13:57:30)
西武鉄道がグループ会社「コクド」の株式保有率を有価証券報告書などに過少記載していた問題で、株売却は8月に社内会議で決定され、堤義明前会長(引責辞任)も了承していたことが分かった。株の売却は、堤前会長のトップセールスのほか、営業担当者が持ち掛けたケースもあった。過少記載という事実を知りながら、公表前、相手に伝えずに売却しており、証券取引等監視委員会は、こうした取引が、証券取引法違反(インサイダー取引)の疑いもあるとみて調査を進める。
社内会議には役員や幹部らが出席。この場で西武鉄道株を放出することを決めた。これを受け、9月上旬には、堤前会長がサントリーの佐治信忠社長に購入を打診。その後、役員が同社に出向いて同月下旬、申し入れを行い、同社は260万株を約30億円で購入した。
サッポロビールも堤前会長から求められ、約10万株を約1億円で購入、日立製作所も堤前会長からの直接の依頼で9月下旬に購入していた。三菱電機もコクド側の求めで、9月下旬に20万株を約2億2000万円で購入。このほか、コクド側が日本航空や全日空、JR東日本にも購入を打診していた。堤前会長から「5%の西武鉄道株を持ってくれ」と打診された企業もあったという。
8月中旬から9月下旬にかけて売却された西武鉄道株は、7200万株以上になるとみられる。
堤前会長は13日の会見で「(問題を)いつ知ったのか」との質問に「ひと月もしませんか、まだ。2週間ぐらいで各社にお会いしたり電話でお願いした」と回答。「即座に発表すべきでは」との問いに「ちょっとその認識がなかった。基準に触れるから、発表するまでに売却してほしいと、売却すれば基準に触れないという認識だった。そういうことも含めてちょっと甘かった」と答えていた。
また、コクドが実質的に保有してきた個人名義の株の中には、堤前会長名の株も含まれていた。
同社が関東財務局に提出していた訂正前の有価証券報告書では、堤前会長の保有株数は00年3月期〜03年3月期まで毎年81万株と記載されていた。しかし13日に提出された訂正報告書では、36万4000〜41万5000株と大幅に減少していた。【反田昌平、若島正浩】
毎日新聞 2004年10月21日 3時00分
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20041021k0000m040150000c.html