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(回答先: 【韓国】年間輸出2000億ドル時代の幕開け [朝鮮日報]【輸出が経済成長寄与率で90%は所得分配のひどい歪みを現している 投稿者 あっしら 日時 2004 年 10 月 21 日 02:40:44)
1964年に輸出額で1億ドルを突破した韓国が2000億ドルの達成を目前に控えている。韓国はここ40年間、輸出が実に2000倍に増え、世界第12位の輸出大国として躍進した。
このペースを維持するという仮定で計算する場合、2010年には世界8大貿易大国になれる可能性もある。しかし、中国の輸出競争力が急速に上昇しているほか、不安な労使関係などの内部的悪材料のため、輸出の上昇基調を維持するのは困難とする声もある。
▲輸出2000倍に増加=韓国は輸出規模の世界ランキングでこれまで垂直上昇してきた。64年は最下位圏の世界第83位から昨年は第12位にまで食い込んだ。
年平均の輸出増加率も世界トップの21%を記録した。韓国貿易協会は「今年は2450億ドルを達成し、2010年には3800億ドルを突破するだろう」と予想した。2010年には合計交易額で7500億ドルを達成し、世界第8位の貿易大国になるとの見通しを示している。
国内総生産(GDP)の貿易依存度も64年の17.6%から2002年には66%に増えた。輸出が経済成長に寄与した割合も90%を超えた。政府樹立以来の累積貿易黒字だけでも409億4000万ドルを記録している。
▲貿易黒字幅の減少を予想=しかし、未来まで明るいわけではない。今のような貿易黒字基調を続けることができず、2008年からは「均衡収支」に転じるとする見方も出されている。
中国が最大の変数だ。中国の高速成長により、韓国の主要産業が中国との競争関係に置かれるようになれば、黒字規模は大幅に減るほかないといった分析だ。
貿易協会の玄?錫(ヒョン・オソク)貿易研究所長は「第1の輸出市場として浮上した中国が、韓国から輸入するほとんどの部品を自国産に交換するため、中国に輸出するものがなくなる」とし、「貿易収支は悪化するだろう」と懸念した。
▲増える対日赤字=増える対日貿易赤字も心配の種。今年に入り1〜8月の対日貿易赤字は158億9000万ドルに上った。昨年同期に比べ32.1%も増えた。
今年の対日貿易赤字は過去最高の200億ドルを軽く突破する見通しだ。玄?錫所長は「中国と米国での貿易黒字が大幅増加しなくては、対日赤字の穴は埋められない困難な状況」とした。
半導体や無線通信機器、自動車など5大品目に集中した「偏食型」輸出構造も問題だ。貿易協会のキム・グクス動向分析チーム長は「特定品目の市場環境が悪化すれば、輸出全体に与える影響が増える」と懸念した。
今年上半期の輸出実績をみると、半導体(129億ドル)、無線通信機器(123億ドル)、自動車(122億ドル)、コンピューター(93億ドル)、船舶(85億ドル)の5大品目が全輸出額の44.8%を占めた。
▲主力となる輸出品に大変革必要=業界ではすでに競争の優位を維持するためには、半導体、自動車など5つの主力品以外にも主力品が登場し、製品の品質や機能を向上させることが重要と主張しているが、これらのことが達成できない場合、中国企業との競争で苦戦するとの見方が強い。
世界トップの製品開発も急がれる。2002年の世界輸出市場でシェアトップを記録した韓国製品は77個だったが、これを500個以上に増やしてこそ国民所得2万ドル時代を迎えられるとの指摘が出されている。
西江(ソガン)大学の安世英(アン・セヨン)国際大学院長は「輸出の量的な拡大だけではなく質的向上のためにも、主力となる輸出品の大変革政策とシェアトップ商品の開発を積極的に支援する政策が望まれる」とした。
チェ・ウソク記者 >wschoi@chosun.com
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/10/20/20041020000089.html