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(回答先: Re: 対案なき否定は賛同を得られない。 投稿者 鼻曲がり 日時 2005 年 3 月 28 日 12:58:00)
鼻曲がりさん、ブルース好きさん、こんにちは。
日本銀行券は日本銀行という信用によって流通している貨幣です。
地域通貨は地域で信頼されているＮＰＯなどが発行する通貨で
信頼されている限りにおいて流通している貨幣もどきです。
あくまで貨幣では無いのです。
地域のＮＰＯに貨幣の発行権はありませんので。
商店街で発行するサービス券のようなものですね。
それ自体はお金ではありませんが、お金に換算する事ができる価値があります。
あくまでその地域だけで使える貨幣もどきです。
これは、例えばこれまで無償でやっていたボランティア活動などに対してお金を支払う代わりに地域通貨を支払い、この地域通貨と提携しているお店などでお金の代わりに使用できるという事です。
この事によって、普通のお金の場合であれば他で使ってしまう可能性があるのに対して限定した地域で使う為に地域の経済を活性化する効果があります。
この地域通貨の使用を促進する為に発効日から１ヶ月経ってしまうと１００円相当の地域通貨に１円の印紙を貼らなければ使えないようなシステムも考えられます。
その事によって円よりも地域通貨の流通速度を速める事ができます。
このやり方で非常に村の景気がよくなったという例も過去にあります。
「エンデの遺言」や「エンデの警鐘」といった本にそのあたりの事が書かれております。
ＮＨＫ出版だったかな？
おっと、ＮＨＫ解体論者がＮＨＫの宣伝をしてしまった。
矛盾はつきものですな。
この地域通貨は違法ではありません。
むしろ、地域経済の景気浮揚策として奨励されているぐらいです。
どんどんやっていきましょう。
＞Re: 対案なき否定は賛同を得られない。
かつての「西ドイツ緑の党」が勢力を伸ばした理由の１つはこの「対案実現」という思想の為です。
対案を政策としてはっきりと掲げる事によって西ドイツ国民の支持を得たのです。
＞http://www.asyura2.com/0411/dispute20/msg/666.html
＞投稿者 鼻曲がり 日時 2005 年 3 月 28 日 12:58:00: reqgioM2ZVV6Y
＞(回答先: Re: 対案なき否定は賛同を得られない。 投稿者 ブルース好き 日時 2005 ＞＞年 3 月 27 日 23:28:57)
＞ブルース好きさん横レスで入れさせていただきます。
＞3. 金利が付かず（使わないとマイナスになることもある）、円やドル等の法定通貨と＞交換できない為、投機が不可能
＞これは本当の意味での通貨といえるのですか。
本当の意味での通貨ではありません。
通貨もどきであり、既存の通貨を駆逐する効果があります。
世界資本がいかにドルを蓄積したとしても地域通貨にとっては何の価値も無いという地域資本の独立の１つの方法論です。
＞もしかしたらサービス券に当るのではありませんか？
同じようなものですね。
しかし、サービス券よりも汎用性を持たせる事は可能です。
＞なぜと申しますと、消費者が地域通貨を手に入れるとき、発行者から無料で貰うか、現＞実に通用している円との交換かということになります。円との交換をしたときにはこれ＞は通貨ではなく交換可能の物品ということになりますので。円と交換可能としたときは＞発行者の偽造通貨ではないかと考えられますが、この辺をどのように捉えているのでし＞ょうか。まして逆が成り立たないとしたら。完全に詐欺行為になるのではないでしょう＞か。
信用を勝ち得て流通するのであれば詐欺にはなりません。
地域通貨の信用性がカギです。
地域通貨はボランティアに対する支払いから始めれば問題は起こらないと考えます。
町の掃除を1時間したら「８００クリン」もらえるとして、この「８００クリン」で提携店舗で８００円相当の買い物ができるという事にすればいいのです。
その店舗の人はまた他の提携店舗で買い物ができるという仕組みです。
＞私はまだ地域通貨にめぐりあったことがありませんので。
私もありません。
しかし、作っていきたいとは思っております。
カードで地域通貨の決済を行う事も可能です。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。