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(回答先: Re2: 革新・保守の定義 投稿者 高弘 日時 2005 年 1 月 02 日 21:02:19)
>どのマスメディアを信用するかは個人の自由です。
もちろん。
>ロイター通信から情報を仕入れても、日本国内のメディアから情報を
>仕入れてもそれは特に問題無いでしょう。
えっと、私の書き込みの意味はおわかりでしょうか?
あなたが「日本の大手のマスコミの記事でないからいまいち信用できません」
としているロイター通信は大手マスコミの情報源になっているのです。
最近でも読売では以下のように「ロイターに書いてあったよ」という記事が掲載されています。
http://www.yomiuri.co.jp/features/gulf2/200412/gu20041222_41.htm
http://www.yomiuri.co.jp/features/gulf2/200412/gu20041216_02.htm
http://www.yomiuri.co.jp/features/gulf2/200412/gu20041214_01.htm
http://www.yomiuri.co.jp/features/gulf2/200411/gu20041113_01.htm
>テレビや新聞からの情報ならまず間違いなく他者は納得しますが、
「間違いなく」ということはありません(笑)。
私の周囲には「(右よりの)読売だからねぇ」とか「(左ぶりっこの)朝日だからねぇ」と
鵜呑みにしない人間が多くいます。べつにジャーナリストでも評論家でもないですよ。
あなたの周囲の多数派はそうかもしれませんが「間違いなく他者は納得します」というのはあなたの経験に過ぎないのでは?
>そうでなければある程度検証作業が必要なのです。
大手メディアであろうとなかろうと検証は必要だと思いますが、困難なことが多いです。
ですからその報道はあくまで可能性の一つとして捉えるべきだと思います。
>September15さんがロイター通信から情報を引用しても、
>自分が国内のメディアの情報ではないので、それは信用できないと言えば、
>ロイター通信の記事を元にした議論はできないのです。
そうするとロイター通信の記事を元にした(というか「又聞き」に過ぎない)読売の記事をもとにした議論はできるのですか?
読売や産経が載せたら「お墨付き」を貰ったということで信頼できるのでしょうか?であれば筋が通ります。
もしそういうことならば「信頼できるのは読売・産経だけだ」とでも言われた方がよろしいかと思います(笑)
>一般人なら日本国内のテレビ・新聞からの情報なら先ず間違いなく、
>確実なニュ−スとして問題なく扱ってくれます。
いまや高校生でも知っている「メディアリテラシー」についてご存知でしょうか?
かくいうわたしも、高校生の頃(20年ほど前)には報道には恣意性があるという程度の認識は持っていましたけど。
あなたの周囲の人は「間違いなく」鵜呑みにするということでしょうか?
であるならばいたし方ありません。文化圏が相当違うのかな?あ、日本の学校教育を受けてきました?
かつて、やはり20年位前の話ですが、千葉県や愛知県の教育現場では「朝日新聞はアカだ」といわれいたようですが。
あるいは情報にアクセスする自由が制限されてきたとか?もしかして外国の方ですか?
この国のように情報過多の場合はメディアリテラシーはとても重要です。
ぜひ勉強されることをオススメします。書店で入手できる書籍もたくさんありますので。
>一般人が何の疑問も無く信用できる情報でなければならないのです。
読売・産経がそれにあたるんでしょうか(笑)やっぱり疑問をもったほうがいいと思いますよ。
>信用できるかではなく、大事なのはその情報を共有できるかどうかなのです。
そうですね。阿修羅ではそれができているかと思います。
こういう記事がある、それはどの報道機関によるものなのか、その情報によってどんな影響が及ぼされるかなど、
その情報を共有したうえで、様々な意見が飛び交っているかと思います。
もしご覧になっていなければ以下も見てください。
高弘さん、こっちも見て下さいね。(「あちこち」を避けたいので)
http://www.asyura2.com/0411/dispute20/msg/274.html
レスの続きです。
>>それから、「取り調べにおいて虐待が行われたという事」は問題ではないのですか?
>
>問題ですね。
(笑)
ならば
http://www.asyura2.com/0411/dispute20/msg/273.html
での以下の書き込みはなんだったのでしょうか。
>>>無実のイラク人がいきなり連行されて、虐待されるなら問題ですが、
>>だから問題になったんですよね、たしか。
>>ご自分でもお調べになってくださいな。
>
>これは意味が違うのではないでしょうか。
>イラク人が虐待される目的で連れて行かれたのではなく、
>取り調べにおいて虐待が行われたという事ではないでしょうか。
虐待目的での連行は問題だが取り調べにおける虐待自体は問題ではない、ととれますが。
まぁいっぱいレスを書いておられるんで見逃すことにしましょう。
さしあたり、米軍による不当な逮捕・虐待が行われている可能性が高い、という点では同意していただけると思います。
大手メディアでも随分報道されていたようなのでお分かりだとは思いますが。
>>だからやっぱり無理でしょー。「自衛隊特需」なんてスズメの涙だって。
>>仮に5万人の失業者がいてどうやって雇用創出できるんですか。できないですよね。
>
>無理かどうかはやってみないと分からないでしょう。
>イラクの人は今までどうやって生活してきたのかを調査すれば、
>後は日本政府が足りない部分を補ってやれば良いと思います。
「今まで」より人が10万人以上殺されている可能性があるようです。
(あくまでも可能性に過ぎませんよ、念のため。)
イラク人死者、10万人超 科学的調査で推計 (共同通信)
http://www.asyura2.com/0411/war61/msg/1327.html
劣化ウラン弾の残留放射能もあるでしょう。戦傷者も死者の何倍もいるでしょう。
医療機関についていえば「今まで」の何倍も充実させても「今まで」にはもどせないでしょう。
>期待されちゃってるんだからこれちゃんとしないと「裏切り者」扱いされちゃうよー。
>「裏切り者」扱いはされないでしょう(笑)。
高弘さんの信頼する大手メディアで取材記者としてレポートしてきた綿井健陽氏は以下のように述べています。
以下『綿井 健陽 Web Journal』より引用 http://www1.odn.ne.jp/watai/041216.htm
----------------------------------------------------------------------------------------------
・・・サマワの人たちが地元の「経済利益」を優先させるがゆえに、
自衛隊の駐留を「支持」するのは仕方がないことだと思っている。
「自衛隊が撤退すると日本からの支援もなくなる」と彼らがいま連想するのも無理はない。
だって去年の今ごろ、まだ自衛隊が来る前に、彼らが期待したのは自衛隊ではなくて、
本当に日本の企業だったから。
だから今でも彼らはその幻想を待っている。彼らの前には、いまほかの選択肢がない。
・・・この一年間で明らかになったことは、軍隊組織による活動を選ぶと、
ほかの人たちの活動の選択肢がどんどん消えていく、
危険にさらされるということだ。日本大使館員の殺害、人質・拘束事件、ジャーナリストの殺害、
香田さんの殺害、さらには日本のみならず、相次ぐイラクからのNGO活動の撤退
(地元スタッフによる活動は、いまも続けているところがいくつかある)。
「民間で出来ない活動だから、自衛隊が行う」と言う人がいる。逆だ。
「自衛隊という軍隊組織がそこにいるから、民間の活動ができなくなる」
そのことに自衛隊と「自衛隊応援団」の人たちは気づいていない。
・・・「米軍の協力者」というだけで、様々な人たちが殺害されている。今後は「日本の協力者」というだけで、
地元の人たちまでも危険にさらされる可能性が高い。何度も指摘しているが、
次は自衛隊に雇用されたイラク人業者の人たちが狙われる可能性が高い。
実は、それは日本のNGOだって同じだ。現地のスタッフが狙われる可能性がある。
「米国に協力する日本と関係がある」という理由で、すべての日本人とそれに携わる地元の人たちも
「同じ連中」の範囲に入ってしまう。これまでは中立・独立した立場を取れたはずのNGOや民間人も、
周辺に軍隊組織が駐留することで、それが不可能になりつつある。
・・・サマワの自衛隊宿営地をこれまで何度か訪れたが、周りにコンテナや土嚢を積んでどんどん要塞化していく。
600人もの隊員の大部分の活動は、まさしく「自分たちの自衛」のための要員だ。
道路や建物補修の作業はほとんどイラク人だ。
以上引用終わり---------------------------------------------------------------------------------------
この内容を信頼するのであれば。。。
助けに来たはずのものが助けにならず、危険を呼び込んだとすれば反発を買うのは当然。
日本政府が言うようにサマワがほんとうに非戦闘地域で安全な場所であれば、NGOに任せてもいいはず。
いやNGOが活動できるよう非戦闘地域を広げていくべきでしょう。
自衛隊は迫撃砲でねらわれるような集団なのです。本当に復興を促すことができるのでしょうか?
>反戦派の問題点は、アメリカの政策に文句を言うだけで
>イラク国民の生活を何ら考えていない点です。
>批判をするのは簡単なのです。でもイラク国民の腹の足しにはならないでしょう。
>サマワの雇用を創出する案でも考えて下さい。
>それが建設的な討論なのです。
この点については基本的には同意します。
武装勢力が攻撃の対象としているのは基本的に米軍及び米軍の支援国・支援者だといえると思います。
したがって可能であれば、米軍を撤退させたうえで、中立的な立場の国が主体となった国連による部隊を編成して
治安にあたらせるというようなことが有効なのではないかと思います(それでも相当な困難はあると思いますが)。
もっともチェイニーのハリーバートンがイラク復興事業を独占しているということを踏まえれば、
あらゆる代案は無意味なのかもしれず、武装勢力による抵抗は終わらないのかもしれませんが。
>>大体「イラクの復興はイラク人の手によって」ってなこというなら
>>独裁政権打倒もイラク人に任せてあげればよかったんですよ。
>
>イラク人がフセイン体制を倒すのは無理でした。
>イラクの復興は、諸外国が後押しすれば成し遂げられます。
ならば北朝鮮に攻め込まない米国を非難すべきでしょう。
北朝鮮国民は金正日の独裁政権を倒せずにいます。
まして核保有の可能性を公言する国家です。
高弘さんはどうお考えでしょうか?