現在地 HOME > 議論20 > 1001.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: 民主主義=多数者の利益の実現、人権主義=少数者の利益の実現、両方で一つ 投稿者 たけ(tk) 日時 2005 年 5 月 03 日 12:12:29)
たけ(tk)さん、明快な論理ありがとうございます。
アメリカが行っている民主主義実現の為の戦争などは、人権をないがしろにしているという点において「意味不明の民主主義」ですね。
世界憲法を制定し世界司法によって各国の行動を規制すべきですね。
人権が基本になるでしょう。
>民主主義=多数者の利益の実現、人権主義=少数者の利益の実現、両方で一つ
>http://www.asyura2.com/0411/dispute20/msg/999.html
>投稿者 日時 2005 年 5 月 03 日 12:12:29: SjhUwzSd1dsNg
>(回答先: 独裁と民主主義の八百長 投稿者 ワヤクチャ 日時 2005 年 4 月 28 日 >21:48:01)
>民主主義=多数者の利益の実現、と
>人権主義=少数者の利益の実現、とは
人権は個人の権利ですね。
個人の権利が保障されない政治制度はいいものではないでしょう。
個人の権利が保障されない民主主義とは果たして主権が個人に帰属しているといえるのか?という事ですね。
>両方でワンセットになっているのです。
というか、個人の権利を擁護しない民主主義は意味が無いというべきでは?
>憲法は人権主義と民主主義を両方規定していますが、この二つは同じものではなく、>多数者の利益・少数者の利益という面からみれば矛盾・対立関係を含んでいるもので>す。
はい。
民主主義と言えば多数の意見に従うという事ばかり行われてきたと思います。
多数の意見とは歴史的に形成されてきた意見であり、根本的な変革を志向する意見は理解されがたく多数意見とならない為に民主主義では排除されてきたと考えます。
しかし、世の中は根本的に考えなければよくならないでしょうから、民主主義は変革にブレーキを掛けるものとしても機能してきたと思います。
右翼的変革にも左翼的変革にもブレーキを掛けてきたという事です。
しかし、マスメディアによって右翼的論調が多数派になると民主主義的手続きで戦争の方向へとシフトします。
>この矛盾に対する憲法の回答は、「憲法」そのものです。
はい。
>憲法を立てる目的は、権力(民主的な権力であれなんであれ)に縛りをかけることで>す。
そうですね。
ところが憲法の意義があまり理解されていない為に国益概念によって憲法改正意見が多数意見になって参りました。
>この考えを「立憲主義」と言います。
>民主主義=多数者の利益の実現、と、人権主義=少数者の利益の実現、との矛盾につ>いての回答の一つは次のようなモノです。
>(1)「ヒトがヒトであるかぎりは法的に保護されるべき利益」を人権として保護す>ることを宣言し、
>(2)権力(民主的な権力であれなんであれ)がそれを不当に害することを禁止し、
>(3)不当な立法がなされた場合には、憲法違反として法律そのもの(やその適用)>を無効にしてしまう、
>といった方法で権力に縛りをかける、というのが憲法を立てる目的なのです。
交戦権の放棄は国民の人権の保護の為に考えられた事であると思います。
ところが今日本国民は自分の生活を逆に脅かす事になる交戦権保持の方向に意見をシフトさせていると考えます。
自国の軍事力を増大する事が自分の生活を守る事だと勘違いしているのです。
そのような行動の前になすべき事が多くあるにも関わらずです。
日本は軍縮を世界に呼び掛ける国でなければならないと思います。
>その意味では人権主義は民主主義に対する制限でもあるのです。
そうですね。
ありがとうございました。