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(回答先: 社会主義・マルクス・天皇制 投稿者 愚民党 日時 2005 年 2 月 10 日 22:12:45)
愚民党さん、こんにちは。
愚民党さんの世界認識に関しては基本的に首肯できるものですし、できれば、阿修羅に集う皆さんとはそのような認識を共有したいと思っています。
>現在とはあっしらさんが解明しましたように 国際金融家によって亜種の「社会主義」に再編されていると思います。
私もあっしらさんの見解を基本的に受け容れています。そして、もし仮に支配層に抗ってこちら側(低層ないし中層)から再構成していくとすれば、Libertarian socialism=Anarchismを基軸にしなければならぬだろうと考えています。つまり、労働者による「生産手段の共有に基づく個人的所有」=「生産手段の領有」(あっしらさんの表現)です。さらにこれは、集産主義(ワーカーズ・コレクティブ)と消費者共同組合主義とを結合していく必要があると考えていますが、遺憾ながら私の構想力の限界を超えていると感じています。
>他方、日本は敗戦後革命と労働運動の敗北でとても暗いわけです。グロテクスになるしかありません。
日本の革命党の脆弱性は明治維新が権力に対する市民革命としての性格を有し得なかったことに起因すると考えています。ですから、人々の意識は戦前において革命運動を起動するようなPathosとして結実することもなく、したがって敗戦を契機にしたルサンチマンを生じることもなかったのではないでしょうか。精神の自立性の不確かさ、すなわち思想性の浅さが、元々日本には左翼も右翼もなかった、さらには日本には本来的に転向などはなかったと言われる所以です。
>近代史総体の読み替えといいますか、近代史総体の根本からの検証といいますか 大学様や教授様がこの仕事をやるわけではなく 庶民でやるしかないのでありますが、非常に困難なわけであります。
近代史総体の根本からの検証を実現していく場合に、庶民にとって駆動力の源泉を求めるべき唯一ものはEthosに違いないでしょうが、どの程度頼りにできるものか確かではなく、その意味でも困難であると言わざるを得ません。
ユダヤ−キリスト教(プロテスタント)の有神論的ニヒリズム(その権化がロスチャイルド・システムですね。)を受けとめ、あるいは対抗していくとき、アジアの辺境に生じた観念=天皇制では最早不可能であることは、たとい占領政策の一環であるとは云えUSの庇護によって天皇家の命脈が保たれたことからも明らかでしょう。すなわち、皇国史観的Ethosも当てにはならないということです。
それでも、庶民がやるしかないのでしょう。さもなくば、奴隷への末路を辿るのは必定なのですから。
また、会いましょう。
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