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(回答先: 飛鳥・奈良は渡来人が造った都 (荒 岱介) 投稿者 愚民党 日時 2005 年 2 月 05 日 23:14:06)
要するに日本はアメリカと似た国家の発展の道を辿ったということではないか。
つまり現在のアメリカ合衆国には、最初は主にヨーロッパ大陸から
渡来してきた者たちがヨーロッパ的な文化を持ち込みアメリカは
ヨーロッパの延長国家ではあるが、今見るようにアメリカ独自の
文化をも発展させ、色々な分野で今やアメリカはヨーロッパを
追い越している。
勿論人種的にはヨーロッパ系の者が多いが、原住民としてアメリカインディアンも
数多く存在していた。
ただし日本と違って「渡来」したヨーロッパ人は原住民を多く殺戮しその数は
大きく減少してしまったが、日本では正に原住民である縄文人と渡来人の
弥生人とが融合していったケースが多いと思われるのである。
従って、日本は自分の文化の原点に渡来系の物があることは不思議でもなければ
負い目を感ずる必要もない。
朝鮮でさえ、モンゴル系や中央アジア系などの民族と文化の影響を受けている
のは論を待たないし、中国でさえ同様なことが言えるはずである。
つまり世界の民族や宗教、文化などは互いに影響しあっているのであり(特に
大陸では陸続きなのだから、無い方がおかしい)、
それがない純粋の民族とか、文化というものは存在しないであろうということ。
日本の場合には、原住民(といってもこれとて黒潮に乗ってやってきた方々らしい
から渡来人であることは同じ)と弥生系渡来人と大きく分けられそうだが、それだけでは
ない。朝鮮半島を通過しない渡来人も色々いたのであり、中にはおそらくペルシャ系や
ユダヤ系、インド系、勿論東南アジア家、それにメラネシア系など多くの民族が
混在していることを知るべきと思う。
しかし大事なことは、それが結局「日本化」し、「日本人」としてのアイデンティティを
作っていったということ。大陸や南方の諸島から引き継いだものを、「日本的」なものと
して昇華してゆき、結局「日本化」していったと思われるのである。
そしてその日本的なものが、我々が誇ってよい、自然との「共生」、諸民族との「共栄」の考え方ではないのか、ということ。勿論それは理想化した「言い」であり、実際には
日本の中でも、その宗教と民族性の違いから、差別的扱いが存在し現在でも継続して
いるのだが、総じて大殺戮はしないで、存続を許されてきた歴史があると思う。
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