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(回答先: 受難の時代 投稿者 外野 日時 2005 年 1 月 20 日 17:09:08)
訂正。
[週刊新潮は3年前に次の記事を書いている]は、[2001.02.22号]とありますように、「4年前」の間違いです。申し訳ありません。
週刊新潮の今週号の『朝日極左記者とNHK偏向プロデューサーが仕組んだ魔女狩り大虚報』を読みましたが、はっきりいって出来の悪い記事で、各新聞社の記事や安部、中川両人の台詞以上の知識は記者は持っていないような感じです。また当事者の「VAWW-NETジャパン」 http://www1.jca.apc.org/vaww-net-japan/ のサイトにすら訪れていないようで、産経あたりの記事の知識で法廷のことは書かれているようでした。
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「週刊文春」2005.01.27号
『新聞不信』 透けて見える「朝日の記事」
自民党のふたりの議員がNHKへ圧力をかけたとされる一連の騒動は、当初は各紙とも頁をさいて大きく報じていた。もともと朝日が、12日付朝刊の1面で、「中川昭・安倍氏『内容偏り』前日、幹部呼び指摘」という見出しで報じたのが発端である。
二〇〇一年一月に、旧日本軍慰安婦制度の責任者を裁くとして、民衆法廷を開いた市民団体の動きを特集番組として放送した。その番組内容について、偏向が著しいと中川昭一、安倍晋三が圧力をかけたというわけだが、朝日の記事によると、「(放送前日に)NHK幹部が、中川、安倍両氏に呼ばれ」て放送中止の圧力を受けたのだという。ポイントはこの点にあり。これが崩れると、記事自体が虚報になってしまう。この後、中川、安倍氏ともNHK幹部を呼びつけたことはない、予算説明に来たのはNHKの側で、中川氏に至っては会ったのは放送後のことで中止要求などできるはずがないと言う。安倍氏も圧力に類することは言っていないと、朝日の記事のポイントが誤りであると強硬に主張している。
各紙の報道も、圧力をかけることは許されないとしつつも、朝日の記事が必ずしも事実に即していないという方向に舵とりをしている。NHK自身、朝日の報道は事実と異なっていると抗議を申し入れている。一方で、産経のようにこの市民団体の演じた女性国際戦犯法廷の極端なまでの偏向を攻撃する論調も目につくようになった。
いうまでもなく、政治家の事前検閲に類する言動は徹底的に批判しつくさなければならない。これまでもNHKは圧力に弱い、あるいは政治家も国営放送のように考えているという批判はあった。その批判は全メディアが自戒を含めてくり返していかなければならない。ここに妥協があってはならない。
しかし今回の朝日の記事は謀略にも似た意図的な意味を含んでいるのではないか。当の市民団体、朝日の記者などが〈NHKに圧力をかける政治家〉という噂を土台にして計算に満ちたキャンペーンを企図したのではないか。
涙のNHKプロデューサーの不確かな証言、朝日にコメントを寄せる某教授のお追従の論、この圧力問題は徹底してえぐられるべきだ。
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次の文章は参考までに。
『平成幕末のダイアグノシス』藤原肇著(1993年刊)からです。
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坂口三郎。
読売に移る前は同盟通信の内閣担当記者だった彼は、枢密顧問官だった南仏や安部大将に信用され、昭和史の裏面に精通する点では第一人者だ。
最近も彼の著書の『戦争国家の終焉』(明窓出版刊)の中で、平和憲法の戦争放棄条項のいきさつや、東条内閣崩壊にまつわる秘話を公開しているが、証拠主義に毒されて筆の冴えない最近の論調に対して、「歴史の真実というものは、証拠や、証言や、証人や、記録や、日記などの資料によって、分かるものではない」と書いて冴えた目で正論を吐いている。「記録はあるのか、証拠はあるのか、証人はいるのか、などといって詮索するのはチンピラ法律官僚のすることであって、大人のやることではない」と論じる坂口記者の論法に従えば、証拠主義に毒されているから最近の記事は冴えないのだし、頭脳で勝負するホワイトカラー犯罪を前にして、新聞も検察も非力を露呈せざるを得なくなり、証拠を隠滅することで巨悪は高鼾を楽しむことになる。
こんな気骨のある発言をする冴えた眼力を持つ論客も、かつての読売には論説委員の中に存在したこともあるが、第二次読売争議の後で坂口論説委員は記者を辞め、吉田内閣の外郭団体に移って著書で健筆を奮っている。
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