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(回答先: 植物生まれのPCボディー 富士通、東レが石油節約 [朝日新聞] 投稿者 外野 日時 2005 年 1 月 05 日 02:33:31)
──ポリ乳酸は、トウモロコシやサトウキビなどの植物に含まれるデンプンを発酵してつくられます。このポリ乳酸を繊維化して作られる“エコディア”は、土に埋めると生分解して炭酸ガスと水に変わる「植物から生まれ、自然に還る」繊維です。──
ポリ乳酸繊維“エコディア” 地球温暖化/研究開発
http://ecoreport.jemai.or.jp/cases/case.asp?id=806
取り組み内容 東レ株式会社 (2003)
ポリ乳酸とは、世界で最も多く生産される穀物である「とうもろこし」のデンプンを発酵して得られる乳酸を重合したもので、循環型自然資源を原料として生成される生分解性ポリマーです。石油化学資源を使わず、使用後は自然環境に還元することも容易であることから、21世紀に相応しい環境対応型素材として注目されています。土中、コンポスト中でCO2と水に分解します。コンポスト中では約1ヵ月、土中では数年で分解します。そして植物由来の素材は燃やすことによってCO2が排出されても、そのC(カーボン)は植物が大気中のCO2を光合成によって取り込んだものです。このため大気中のCO2濃度は常に一定となり、これをカーボンニュートラルと呼びます。ポリ乳酸はカーボンニュートラルで、地球温暖化抑制に役立ちます。
東レは長年培った「紡糸技術」「高次加工技術」などの繊維技術をポリ乳酸繊維に活用し、カーマット、カーペット、寝装資材、衣料、インテリアなどの産業・生活資材用の生産を開始しました。
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PLA(ポリ乳酸)繊維“エコディア”を使用した地球環境配慮型カーペットの
発売について 2004年6月15日
http://www.toray.co.jp/news/fiber/nr040615.html
東レ(株)はこの度、家庭用カーペット(ラグおよびピース)において、パイル(立毛部)に植物由来の素材であるPLA(ポリ乳酸)繊維“エコディア”を用いた製品を、世界で初めて開発しました。
今回の新製品は、再生可能資源を使用したバイオマス素材として二酸化炭素排出量を抑制するという、PLA繊維の持つ特長を活かしたCO2循環(カーボンニュートラル)型の製品として、2004年秋より二次製品販売を開始します。売上高は初年度2千万円、3年後2億円の計画です。
本製品は、カーペットの重要部材であるパイル(立毛体)部分に、通常の約1/4の細さで断面形状を扁平にした、「柔らかさ」と「シルク調の光沢」を持つ、新開発の“エコディア”ソフトタイプ糸を使用しました。この細い扁平糸を、当社独自の「特殊かさ高加工技術」によってパイル糸に加工し、更に「高密度カーペット製造技術」によって、製品化することに成功しました。これにより、可染・易染性による多彩な色表現や、柔らかな風合い等の高級感および、高い耐久性を実現しております。加えて、カーペットの設計によって高い防音性を持つ構造を有し、家庭用向けだけでなく、老人介護施設や学校向け等へも用途拡大が可能な規格です。また、PLA繊維は弱酸性素材で肌にもやさしい他、遊び毛・綿ぼこりが出にくく、防炎性や生活汚れに対する高い防汚性を持っています。
更に今後は、PLA繊維のもう一つの特長である生分解性を活かして、パイル糸のみならず、基布や裏材などにも同様素材の使用による、100%廃棄可能な次世代の環境型カーペットについても、開発を進めて参ります。
従来カーペットは、パイル糸、基布、目止め材、裏材それぞれに異なる素材を使用することからリサイクルが難しく、環境への対応が遅れておりました。
今回当社は、リサイクルや再生素材ではなく、植物由来のバイオマス素材の使用による二酸化炭素排出量抑制という新しいアプローチによって、業界の環境対応に新たな方向性を提案します。
また東レは、中期経営課題“NT−II ”において、攻めの経営に転じるためのプロジェクトとして「先端材料の拡大」および「New Value Creator の推進」を進めています。今回の、PLA繊維という先端材料の持つ特長を、当社独自技術によって最大限に活かし、市場のニーズにあわせた新製品開発によって新商流を作り出す動きは、このプロジェクトに沿ったものです。
なお、東レはPLA繊維に関して、米国カーギル・ダウ社と包括的な契約を締結しており、同社のパートナーとしてPLA繊維「Ingeo(インジィオ)」ブランドの育成、普及に努めるとともに、当社の製造・販売するPLA関連製品のサブブランドとして“エコディア”を展開することについても合意しております。
詳細は以下の通りです。
1. 商品特長 (1) カーペットのパイル部分に、トウモロコシを原料とする植物由来の素材であるPLA(ポリ乳酸)繊維を使用しており、CO2循環(カーボンニュートラル)型の製品として二酸化炭素排出量の削減に貢献する。
(2) 同様の素材を使用した中では、家庭用カーペット(ラグおよびピース)向けとして世界で初めて、染色性・風合い・耐久性等の点で実使用に耐えうる製品である。また、家庭用向けだけでなく、老人介護施設や学校向け等へも用途拡大が可能な規格である。
(3) また、カーペットの性能として以下の特長を持つ。
1) 弱酸性素材PLA繊維使用により、肌にやさしい。
2) 遊び毛、綿ぼこりが出にくい。
3) 防炎性を有する。
4) 高い防汚性(特に生活汚れに対して)を有する。
5) 高い防音性能(防音等級L40以下)を有する。
2. 技術概要 (1) 家庭用向けとして「柔らかさ」と「シルク調の光沢」に重点を置いて新しく開発した、細さが通常の約1/4の“エコディア”ソフトタイプ扁平糸を、東レ独自の「特殊かさ高加工技術」によってパイル糸に加工している。
(2) 可染・易染性による多彩な色表現や、柔らかな風合い等の高級感および、高い耐久性を実現する、東レ独自の「高密度カーペット製造技術」を採用。
3. 販売計画
中京地区で先行し、サンローズ(株)の直営インテリアショップ「サンレジャン」にて発売。その後、様々なルートによる全国への展開を予定。
売上高 初年度:2千万円、3年後:2億円
4. 特許について
国内外15件出願中
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