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(回答先: 北海油田参加に強い意欲 田中角栄首相、石油ショックで 英が外務省公開 共同 投稿者 倉田佳典 日時 2005 年 1 月 03 日 10:45:10)
01/02 15:54 戦前天皇制への逆行危ぐ 英政府が皇太子留学探る 半世紀前の外
【ロンドン2日共同=三宅利昌】一九五〇年代半ば、日本が戦前
のような天皇制へ逆行することへの懸念を抱いた英国政府が、当時
皇太子だった現在の天皇陛下の英国留学の可能性を探っていたこと
が二日、英外務省が公開した機密文書で明らかになった。王室を持
つ英国や北欧型の民主制度を日本に根付かせようと、英国は働き掛
けていた。
皇太子時代の昭和天皇が二一年に訪英して以来の皇室と英王室の
交流は知られているが、戦後の天皇制をめぐる五四年当時の英政府
の思惑が外交文書で裏付けられたのは初めてとみられる。
英国はこのほか、英国型の立憲君主制について日本側の理解を促
すため、五四年十月に吉田茂首相とエリザベス女王との会見を設定
、首相がこの席で「日本の英連邦加盟が好ましい」と発言したとの
記録もあった。
文書は同年に在日英大使館のブレーン公使と英外務省のクロー極
東局長が交わした公電など。
公使は同年六月三十日付のイーデン英外相あて公電で、当時の日
本政府閣僚の発言などを基に、戦後の憲法で「象徴」と規定された
天皇制が「戦前型に逆行する心配」があると指摘。英国、北欧型の
制度を定着させるため、皇太子の教育に関して「助言と支援」を行
うよう本国に提言した。
これに対しクロー局長は公使あて八月二十六日付書簡で「英国の
立憲君主制の価値を知る良い機会」として、吉田首相と女王の会見
を設定するよう努力すると回答。十一月八日付で、会見は成功した
と報告した。
皇太子の教育については八月二十六日書簡の時点で「英国留学は
断念したと理解している」とし、他の皇族の留学招聘(しょうへい
)に関心を示した。
20050102 1554
[2005-01-02-15:54]