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01/01 15:19 日本の政治決断力に懸念 田中首相金脈辞任で英国
【ロンドン1日共同】一九七四年に当時の田中角栄首相が金脈問
題で辞任した際、英国政府が「日本政府は重大な政治決断をするの
が困難な状態が続く可能性がある」と懸念を深めていたことが、一
日公開された英外務省の機密文書で明らかになった。
田中首相の金脈問題は同年十月、月刊誌「文芸春秋」が「田中角
栄研究」を掲載して表面化。政局混迷の中で田中首相は十一月二十
六日に辞意を表明し、十二月に内閣総辞職となった。
公表されたのは、辞意表明の前後に出された在日英国大使館と英
外務省極東局の間でやりとりされた一連の公電。十一月二十一日付
で大使館当局者が極東局に送った書簡は「近い将来の首相辞任へに
向けて合意が進んでいるようだ」と分析。辞意表明が二十五日か二
十六日になると予測し、ほぼ的中した。
十一月二十九日付の極東局の書簡は、前年来の石油ショックなど
緊急課題が山積していた中で、首相辞任後の政局混乱などで、日本
政府の政治決断力が低下することに懸念を表明していた。
20050101 1519
[2005-01-01-15:19]
01/01 15:29 北海油田参加に強い意欲 田中首相、石油ショックで
【ロンドン1日共同】「北海油田開発は民間ベースで英国企業と
交渉を行わせたいので、支援をお願いする」。一九七三年の第四次
中東戦争が引き起こした石油ショックを受け、当時の田中角栄首相
が同年十二月十日付で当時のヒース英首相への書簡で、英北海油田
開発への日本企業参加に強い意欲を示していた。
英公文書館が一日公開した両首相の往復書簡で明らかになったも
ので、石油を中東からの輸入に依存してきた日本政府が供給元の多
角化に躍起になっていた実態を裏付けている。
ヒース首相はこれに先立つ十一月二十日付の書簡で、開発をめぐ
る企業への認可の可否では、その企業による英国経済への貢献が重
要と指摘。これに対し田中首相は「積極的に日本企業の対英投資を
進めたい」と強調した。
20050101 1529
[2005-01-01-15:29]