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(回答先: 文科系と理科系を問わず専門職エリートほど本を読んでいません。彼らには、古典的教養 など、かけらもない。副島隆彦 投稿者 TORA 日時 2004 年 12 月 24 日 18:39:38)
>TORAさん どうもです。数人の人より非難もあるようですが、頑張って下さいね。Kは応援しています。
さて、今回引用の副島さんの発言ですが、概ねは正しい物の見方でしょう。
ただ、文中にいくつか気になる点があります。まずは・・・
【私は、明らかに、日本知識人であり、日本読書人階級の人間であります。私が自分で積み上げた読書人生の重みから、私は、たいていの人間の、その「読書量と読書の幅」を、ほぼ一発で見抜くことが出来ます。】
の件です。
これは、本人の主観による思い込みです。
ご本人さんは【知識人】である事に自信をお持ちなのでしょうが、あくまで比較基準の問題です。その事を考察すると・・・
【高校時代に数学や物理が抜群に出来たような人たちは、日本の秀才階級ですが、しかし、こういう人たちには、いわゆる「読書生活」はありません。理科系の人間には、ですから総じて古典教養などみじんもありません。】
とし、それを
【彼らには、古典的教養 など、かけらもありません。私は、そのように断言します。】
とするのは問題だと思われます。(ただし、8割程度の知識エリートを自称される人には当てはまるとも思います)
また、
【本など読まないオタク人間か、自分の利益や、金儲けのことしか考えないユダヤ人のような連中がはびこる時代のまっただなかを私たちは生きているのです。】
の中の【本など読まないオタク人間】の認識は、少なくとも相手(オタク)を見下した思い上がりです。
Kは某学校の「落語研究会のマンガ研究班」上がりの半オタクですが、当時は相当量のマンガの知識を有していて「マンガの読書量はかなりの自信がありました」しかも、同期の仲間もKに負けず劣らずの猛者揃いでしたが、無敵の5人で挑んだのにもかかわらず、たった一人の(真の)オタクに全く歯が立たない事が実際にありました。
オタクをナメテはいけません。「本当のオタクは常識外の存在です」読書系のオタクが本を読まないなどと言うことはありません。
まあ、どうでも良い事も思いますが、オタクはKなど足下にもおよばない超人です。
確かなことは、副島さんが指摘する
【今のような「出版洪水のさ中」にある時代には、本の出版点数だけが気が狂ったように書店に並びます。 が、多くは消えてしまいます。】
の「消え去る本」の、かなりの量を読み、研究考察する存在がいると言うことです。(だからこそ、【出版洪水】が起こるのだとも言えます)
【「古典」「古典作品」「古典の名著」】に価値の偏重を見受けられる副島さんの考え方は少々問題でしょう。
本を読まないオタクでは無く、【「古典」「古典作品」「古典の名著」】に価値を見いださないオタクならば多く存在するかもしれません。ただし、それでも多くのオタクは一応目を通しています。その上で「消え去った作品」に寄り重い価値を見いだしているのです。それを福島さんは「自分が価値を見いだす事を同様な方向性が無い」の一点を持って相手の評価を行い、それを【私は、そのように断言します。】とまで言い切ってます。
【知識人】だそうですので、知識人とはその様な存在なのでしょう。
ps:【日本のブロガーが田原総一郎をクビに出来る日は来るのか?】
来ないでしょう(笑)また、クビにするメリットもありません。