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京都府丹波町の浅田農産(本社・兵庫県姫路市)船井農場で今年2月、鳥インフルエンザが発生し、鶏が大量死した際、鶏舎の消毒作業に当たった地元消防関係者ら5人の血清から、ウイルスに対する抗体が検出されていたことが17日、分かった。国内で人から鳥インフルエンザの抗体が確認されたのは初めてで、一時感染していた可能性も出てきた。
厚生労働省などによると、5人は地元消防関係者と農場従業員で、いずれも重症化はしていないものの軽い発熱などの症状はあったという。5人が感染源となり、ほかの人が感染する恐れはない。
5人は京都府職員ら約60人とともに消毒作業に従事。作業前にはインフルエンザ治療薬のリン酸オセルタミビル(商品名タミフル)を服用し、フード付きの防疫服とゴーグル、マスクを着用していた。その後、全員の血液を採取して国立感染症研究所がウイルス検査し、抗体を検出した。同省では装備が不十分だったか使い方が誤っていたかなどの検証作業を進めている。
世界保健機関(WHO)によると、鳥インフルエンザ感染の定義は▽培養してウイルスが検出される▽ウイルスの遺伝子が検出される▽血清中のウイルスを殺すために出来た抗体の数が感染初期に比べ回復期には4倍以上に上昇する−−など4項目のいずれかに該当した場合としているが、今回はウイルスや遺伝子は検出されていない。【山本建】
◇世界で44人感染H5N1型
WHOによると、今年1月から10月末までに世界でH5N1型の鳥インフルエンザウイルスに感染したのは、ベトナム27人(うち死亡20人)、タイ17人(うち死亡12人)の計44人。バンコク郊外で9月、死亡した母娘から同ウイルスの感染を確認し、WHOは「先に死亡した娘から母親に感染した可能性が高い」と発表した。
毎日新聞 2004年12月18日 0時32分
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/news/20041218k0000m040156000c.html