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拉致の武装勢力、解放時に謝罪 イタリア女性人質語る
拘束中は丁寧な扱いを受け、犯人らは最後に謝罪した――。バグダッドで拉致されたイタリア女性2人の拘束中や解放時の様子が29日、明らかになった。2人のうちシモーナ・トレッタさん(29)が、帰国後に記者団に語った。武装勢力側との交渉や解放に至るまでの詳細は不明だが、イタリア赤十字が重要な役割を果たしたとみられる。
ANSA通信などがトレッタさんの話として伝えたところによると、28日に解放された際、武装勢力メンバーらは2人に謝罪し、「許してほしいと言った」という。
拉致された直後、武装勢力側はトレッタさんらをイタリア政府のスパイと誤解しており、2人は「殺されるのではないか」と不安になった時もあった。しかし、所属する人道援助団体について説明した後は、犯人らとの関係が良くなり、「尊厳と敬意を持って扱われた。彼らは信心深く、イスラムの教えについて話してくれた」という。
身柄引き渡しに立ち会った伊赤十字幹部によると、武装勢力側は解放時、「2人に菓子を土産に持たせたほど丁寧に扱った」。伊赤十字は解放交渉にもかかわったとみられ、29日中には、重病のイラク人とみられる15人がバグダッドからローマに到着する。赤十字は「イラクでは受けられない治療を受ける」としており、解放条件のひとつとみられる。
一方、イタリアの最大野党である左翼民主党の幹部は同日、「解放までは、イラクのイタリア部隊について議論できなかったが、現状を直視すれば撤退を考慮すべきだ」と述べた。2人が無事に解放されたことで、ベルルスコーニ政権のイラク政策への批判も再び高まるとみられる。
(09/29 23:21)
http://www.asahi.com/international/update/0929/012.html