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(回答先: 「日本を攻撃する為に核兵器を持つ」と言ってはいないのだ。日本人はうろたえる事は無いのだ。 投稿者 新世紀人 日時 2004 年 9 月 28 日 14:26:44)
Re: 原発が電力会社のお荷物に
http://www.asyura2.com/0311/jisin10/msg/165.html
<以下、該当部分抜粋>
■北朝鮮の使えない核
― 話題は変わりますが、北朝鮮が核を持つなら、対抗して日本も核を持つべきだという声が国の内外から聞こえてくるのですが。
槌田 「日本核武装論」はアメリカの上層部からも来るので、アメリカは日本に核を持たせたがっているのだと理解できます。
核開発は、北朝鮮にとっては経済支援を得るための重要なカードでしょうが、本当に持っているかどうかは疑問です。仮に、1発か2発分持っていても、使えないのではないでしょうか。一旦使ったら、報復されることは目に見えています。核兵器は、まだまだ使えない兵器なのです。
北朝鮮の核に対して日本も核武装をというのは、核を持ちたい人、持たせたい人の口実に過ぎません。
■日本もすでに核保有国?
― ところで、日本の核開発はどのレベルにあるのでしょうか?
槌田 その気になれば、日本はいつでも自前の核を持てます。日本はすでに軍用プルトニウムを大量に所有しています。軍用プルトニウムは電力会社の原発では作れないのですが、核燃サイクルの所有する二つの高速炉で製造できます。
高速増殖炉「常陽」は、今は作っていませんが、昔作った約30kgの軍用プルトニウムを保管しています。高速増殖炉「もんじゅ」は、事故までの1年半の運転で、約80kgの軍用プルトニウムを作ったはずです。合計して100kg以上ですが、これを再処理すれば50発の原爆が作れます。
フランスは高速増殖炉を「発電用」と言っていましたが、うまくいかず、発電をやめて軍事専用にしました。日本も核兵器を作ることになれば、「常陽」は軍用プルトニウムの生産を再開し、「もんじゅ」はフランスと同じように、発電をやめて軍用プルトニウムの生産だけをするでしょう。
■アメリカの狙いはアジアの核の均衡
槌田 日本の核保有を言う人たちの狙いは、北朝鮮ではなく中国です。中国の方が脅威なのです。アメリカのチェイニー副大統領は日本に核武装させたがっている一人ですが、中国と日本の間で核開発競争を起こさせ、国力を消耗させながら、アジア人同士で核の均衡をとらせたいと考えているようです。その思惑どおりになれば、日本は不況の中で中国との冷戦に突入することになるでしょう。
日本がアメリカから核兵器を買うということも考えられます。
海上自衛隊のイージス艦が、米軍支援活動のためインド洋に派遣されていますが、このイージス艦と同じように、日本がアメリカから原爆を買えば、いとも簡単に核武装できます。
昨年5月、安部官房副長官と福田官房長官が、相次いで「日本も核を使うことができる」と言っています。イージス艦のように、核を「買って使う」密約ができているのではないかと疑います。
「まず、日本はアメリカの核兵器を買うことによって核武装する、次の段階では、独自のものを作り、中国と核開発競争をしながら、インド、パキスタンに睨みをきかせて力の均衡を保つ」一こんな構図に、日本は組み込まれてはなりません。
核武装して、軍拡競争で疲弊するなど、まったく愚かなことです。