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(回答先: イラク:国民議会選挙を向かえ巻き添え犠牲増加へ (毎日新聞) 投稿者 彗星 日時 2004 年 9 月 28 日 11:39:29)
<イラク>知識人を狙った暗殺、脅迫が多発
治安情勢が改善しないイラクで、大学教授や研究者などの知識人を狙った暗殺、脅迫が多発している。関係団体によると、被害者数は数百人に達し、身の危険を感じて中東他国に脱出する頭脳流出が加速している。【バグダッドで福島良典】
大学関係者によると、これまでに殺害された教授は35人にのぼる。大学講師協会のアハマド・カマル副会長は「教授らがこうむったさまざまな被害は判明分だけで100件以上。泣き寝入りもあるため氷山の一角だ」と説明する。
攻撃手法は銃撃や拉致から、弾丸入りの脅迫文送付まで多岐にわたる。犯人像は不明だが、バグダッド大学国際研究センターのスブヒ・ナツィム・タウフィク教授(61)は「イスラム原理主義勢力に敵対的な発言をしたために殺害されたり、旧フセイン政権とのつながりで狙われるのが2大原因だ」と分析する。
同教授によると、国際研究センターの前所長は旧政権時代からの留任だったため何者かから脅迫を受け、アラブ首長国連邦(UAE)に逃げた。ムスタンシリア大学アラブ研究センターの教授はアラブの衛星テレビでイスラム教シーア派最高権威アリ・シスタニ師への支持を表明した翌日、凶弾に倒れた。
自ら銃撃された経験を持つバグダッド大学のムスタファ・アル・ヒティ薬学部長(55)は「テロリストの大半は無知で、教養層を破壊すれば支配権が手に入ると思い込んでいる」と指摘する。
しかし、犯人の顔が見えない凶悪事件の続発は陰謀論を醸成している。アハマド・カマル副会長は「イラクの安定阻止を狙うイラン、イスラエルがかかわっている」と外部勢力説を主張する。今月9日に銃撃され、九死に一生を得たアル・ナハライン大学の学長は外国報道陣との面会を拒否、病院関係者によると「米国がイラク人を雇って襲わせた」と思い込んでいるという。
(毎日新聞) - 9月28日11時43分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040928-00000041-mai-int