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【バグダッド小倉孝保】主権移譲から3カ月になるのを前に、現状についてイラク紙「アルカダイア」のムハンマド・ハーロム編集主幹に聞いた。
−−国民の感情は。
◆大多数が強い反米感情を持ち、暫定政府についても米国のかいらいだと考えている。占領が終了したと考える国民はほとんどいない。
−−対米感情が変化した理由は何か。
◆国民は当初、自由、民主主義という新しい生活を期待した。しかし、米兵がイラク市民を攻撃することで解放軍は占領軍に変わった。イラク人は「米国人は我々が嫌いなのだ」と認識するようになり、イラク人も米国への嫌悪感を強めた。
−−アラウィ暫定首相は米国に謝意を表したが。
◆首相の米議会演説などでの謝意は、国民を代表した感情ではない。イラク人はみんな首相が個人的感情を表現したと冷めた見方をしている。
−−暫定政府の評判は。
◆これほど、国内が問題を抱えているのに、幹部はそろって外遊し、在外公館などには政権幹部や有力者の親族が次々と派遣されている。国民には厳しい生活を強いながら、政権幹部は自分たちの利益追求に走っている。信頼は地に落ちている。
毎日新聞 2004年9月27日 19時28分
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/afro-ocea/news/20040928k0000m030037000c.html