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(回答先: ファルージャで米軍の爆撃続く イラク人8人死亡 [朝日新聞]【対抗勢力とのつながりで国家警備隊幹部拘束】 投稿者 あっしら 日時 2004 年 9 月 27 日 03:03:44)
イラク「無政府地域」ファルージャ 米軍、奪回作戦を強化
ザルカウィ一派拠点空爆
【カイロ=加納洋人】来年一月の総選挙を予定通り実施するため、イラク駐留米軍が、反米武装勢力の実効支配する中部ファルージャの奪回作戦を強化している。米軍は、国際テロ組織アルカーイダと関係があるとされるザルカウィ容疑者一派の拠点に対する空爆を相次いで実施した。
駐留米軍は二十五日夜、ファルージャへの空爆を実施し、フランス通信(AFP)によると、八人が死亡、二十二人が負傷した。同日未明にも米軍は空爆を行い、八人が死亡、十五人が負傷していた。
米軍はいずれも、ザルカウィ一派の拠点や武器庫に対する攻撃を行ったとしている。
ファルージャでは今年四月、米国人の惨殺事件をきっかけに、イスラム教スンニ派武装勢力と米軍との激しい戦闘が行われたが、地元部族長の調停で同月末、フセイン政権時代の旧軍将校率いるイラク人部隊に治安を任せ、米軍は撤退した。
しかし、その後、イラク人部隊は、反米武装勢力の脅迫や誘拐などにさらされ、多くが逃亡、ないしは武装勢力側に合流してしまい、ファルージャはイラク暫定政府の実権が及ばない地域になってしまった。
イラク紙によれば、イラク暫定政府はザルカウィ一派の活動状況をまとめた報告書を作成したが、この報告書は、ファルージャには現在、ザルカウィ容疑者率いる「タウヒードとジハードの集団」の本部が置かれていると分析している。
ザルカウィ一派は、イラク人のほか、シリアやレバノンなど、周辺のアラブ諸国から流入したイスラム原理主義過激派など計千人から千五百人で構成され、メンバーには、“戦士”だけでなく、爆弾や武器の専門家もいるという。
ザルカウィ容疑者の居場所は不明だが、頻発する人質事件や自爆テロなどのテロ活動は、九人の幹部が別々の場所で指揮しており、ファルージャに約五百人、北部モスルに約四百人、首都バグダッドに約五十人、首都北方のサマラに約五十人、シリア国境に約百五十人の活動家が潜伏しているとされる。
米軍は情報に基づき精密誘導弾などで攻撃を実施しており、十七日には、バグダッドのアブグレイブ刑務所付近で、精神的指導者のアブ・アナス・シャミ師の殺害に成功した。しかし、ザルカウィ一派は、後任を即座に任命し「ジハード(聖戦)を継続する」と発表するなど、激しさを増す米軍の攻勢に、徹底して対抗する姿勢をみせている。
http://www.sankei.co.jp/news/morning/27int001.htm