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(回答先: Re:イラク男性の価値観を早急に変えることが急務 投稿者 長壁満子 日時 2004 年 9 月 24 日 00:08:14)
> 今やられている実態に目をそむけているのは、米英軍ばかりでなく、
> イラク人もである。イラクの高官や法律家たちは、率先して、
> こうしたイラク女性を救うことが先決である。
> 事実・真実をあばくことこそが戦争根絶につながるのである。
ほんとうにそう思います。
一方で、僕はアラウィのような人間は絶対許せないという気がします。
アブ・グレイブの醜聞が突然表に出、4月アメリカ軍がイラク市民を一週間で700人以上も殺戮した、歴史に後々まで刻まれるべき「ファルージャの虐殺」の事実が、どこか薄れたものになったのち、6月19日、アメリカはイラクのそのファルージャの街を、今度はアルカイダ協力者のアブムサブ・ザルカウィがいるという理由で再びミサイル攻撃などを始め、今に至るまで、子供や女性を含む無数の無関係な市民を殺し続けています。その最初の時に、首相になったばかりのアラウィが言った台詞が、「テロリストが使用していた民家が攻撃されたと認識している。われわれは、イラク国内のあらゆるテロリストに対する攻撃を歓迎する」という、アメリカ軍の殺人に対する免罪符だったのです!
実は6月というのは、次に示すようなことがアメリカで起きており、つまり、突然アメリカがファルージャにアブムサブ・ザルカウィ氏が潜伏しているとしてミサイルを撃ち込んだのは、アルカイダとイラクの関係を世界に印象づけるためのハッタリ、「情報操作」である可能性が高いのです。
6月16日ロイターは、3年前の9月11日のアメリカ同時多発テロを調べているアメリカの議会超党派の独立調査委員会である調査委員会は「国際テロ組織アルカイダによる米国攻撃の企てを、イラクが支援した証拠はない」とする報告を発表しました。
調査委員会の報告は、「イラクとアルカイダが米国攻撃で連携していたという信頼性のある証拠はなかった」「ビンラディン氏がアフガニスタンに初めて到着した後にタリバンが行った限定的な支援以外には、9月11日以前、どこかの国の政府がアルカイダに資金を援助したという確信に足る証拠は見当たらない」としました。
また、同調査委員会の公聴会では、FBIとCIAもその報告の結論に同意すると証言し、さらにアメリカの元外交官らで構成される超党派グループが「ブッシュ政権が9月11日の攻撃とサダム・フセイン元イラク大統領を結びつけることによって戦争への支援を得ようとする宣伝活動を行った」と非難しました。
CNNによると、この調査委員会の報告などに対し、ブッシュ大統領は16日の演説で、「フセイン政権を打倒したことで、米本土がより安全になった」とイラクとテロ組織との関係を強調、15日にもアルカイダ協力者のアブムサブ・ザルカウィがイラクのファルージャに潜伏しているなどと記者団に情報を提示し「ザルカウィの存在こそ、アルカイダ関係者やアルカイダとのつながりを示す証拠だ」と述べました。
チェイニー副大統領も14日には「イラクはアルカイダと長期にわたる関係がある」と言い、イラクとアルカイダは直接的な関係があるとの立場を表明しました。
チェイニー副大統領は昨年の9月7日にNBCテレビで「人々がそれらを結び付けて考えるのは驚くことではない」と発言し物議をかもし批判を受け、17日にブッシュ大統領が弁明として「サダム・フセインが9・11に関与したという証拠は何もない」との認識を表明しています。
また、9・11の直後、自身の部下に「いい情報を早く。ビンラディンだけでなく、同時にフセインを叩くのに十分な情報を」と指示したとアメリカのCBSニュースが2002年9月4日に報じたラムズフェルド国防長官も、フセイン元大統領が同時多発テロに関与したと「信じることのできるいかなる兆しもない」と、証拠のないことを上記ブッシュ大統領の弁明の前日に明言しました。
しかし、ブッシュ大統領は調査委員会が「イラクと同時多発テロ、またイラクとアルカイダが無関係」と報告した翌日の17日、米政権がフセインと同時多発テロ、またアルカイダの関与を米国民に信じ込ませ、対テロ戦争に駆り立てたとの批判は否定し、その同じ場で、イラクとアルカイダは関係があったと改めて主張したのです。その論拠が、上記のアブムサブ・ザルカウィです。そして、2日後の19日、突然ファルージャにザルカウィが潜伏しているとしてミサイルを撃ち込み始めたのです。