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(回答先: 北朝鮮のミサイル発射「可能性低い」 分析急ぐ日米韓 (asahi.com) 投稿者 彗星 日時 2004 年 9 月 23 日 22:50:11)
北朝鮮の弾道ミサイル発射基地で動き 政府が官邸連絡室
北朝鮮の弾道ミサイルの発射基地周辺に軍用車両や人員が集結していることが、複数の政府関係者の話で明らかになった。北朝鮮が保有する中距離以上の弾道ミサイルは日本の大部分が射程に入るため、政府は発射の兆候である可能性も否定できないとして、23日午前6時半に「官邸連絡室」を設け、情報収集を進めた。防衛庁も海上自衛隊のイージス艦などを日本海に派遣し、警戒・監視にあたっている。小泉首相は同日夜、「あまり騒ぎ立てるほどの状況ではないという報告を受けている。発射する可能性は低いのではないか、と」と記者団に語った。
同日午前、首相官邸には杉浦正健官房副長官や外務省の薮中三十二アジア大洋州局長らが集まり、事実関係の確認にあたった。政府関係者は「(基地周辺に)軍事車両が集まっている。各国から情報があった」と語り、米国などと連携して情報収集にあたっていることを認めた。
また、別の政府関係者は「動きがあるとは聞いているが、まだ(ミサイル発射など)差し迫った状況だとは認識していない。過去にも演習などとして同様の動きがあったが、実際に発射はされなかった」と語った。
関係者によると、数日前に日米の偵察衛星などの情報から北朝鮮東部などで複数のミサイル発射基地周辺での動きを察知。政府は、北朝鮮が弾道ミサイルのエンジン燃焼実験を定期的に行っており、近く実験を行うとの見方を強めていたが、今回は通常の燃焼実験よりも集結規模が大きいという。発射基地は、射程が約1300キロの「ノドン」との情報もあり、分析を急いでいる。防衛庁は21日、イージス艦「みょうこう」と護衛艦「ゆうだち」、電子偵察機EP3を派遣し、警戒・監視態勢をとった。
現段階では、発射台準備などミサイル発射に向けた具体的な動きはみられないという。日本政府は25日から北京で予定している日朝実務者協議でもこの問題を取り上げ、日朝平壌宣言で北朝鮮側が約束したミサイル発射実験の凍結を引き続き守るよう求める方針だ。
北朝鮮は93年にノドンの発射実験を、98年には「テポドン」(射程約2千キロ)の発射実験を実施。02年9月の「日朝平壌宣言」では、北朝鮮は03年以降もミサイル発射の凍結(モラトリアム)を延長することを表明しているが、その後も、北朝鮮が開発中の「テポドン2」とみられるエンジンの燃焼実験を行っている。
◇
韓国統一省の李鳳朝(イ・ボンジョ)次官は23日の定例記者会見で「(北朝鮮に)ミサイル関連の動きは確かにある」としたうえで「現段階では、ミサイル部隊の定期的な訓練の可能性が高いと判断している。ただ、発射される可能性も排除はできない」と語った。国防省も同様の見方を示した。韓国軍が特別態勢を敷くなどの動きは見られないが、米情報当局との連携を強め、引き続き動きを注視する構えだ。 (09/23 21:24)
http://www.asahi.com/politics/update/0923/007.html