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ベルリン市は「反米反シオニスト」欧州イスラム会議を禁止、一方で、ナチと元共産党の支持者が増える
まず9月20日付のエル・ムンド紙(電子版)からですが、内容の要約部分を和訳します。
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『ベルリンは「アメリカとシオニストに反対する」欧州イスラム教徒会議の開催を禁止』
ベルリン市当局は来る10月1日に開催予定だったヨーロッパ・イスラム教会議の開催を禁止しした。この会議はパレスチナとイラクでの抵抗運動、および「米国とシオニズムのテロ」への反対を呼びかけていた。
内務省ベルリン担当者Erhart Koertingは、この呼びかけは会議のインターネットによる宣伝と共に「とても耐え切れるものではない」と説明した。
会議の主催者の一人であるGabriel Daherはこの禁止措置を「受け入れがたいもの」と表現し、この会議がテロを遠ざける宣言を打ち出したことを強調した。
http://www.elmundo.es/elmundo/2004/09/20/internacional/1095700403.html
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同記事によりますと、現在ベルリンには1000に上るモスクとイスラムの文化センターがあり、20万人の信者がおり、警備当局者の話ではそのうち約4千名が過激派あるいはそのシンパだ、ということになっています。
それにしてもドイツは、シオニストの会議を国内で開くことは許しても、「米国とシオニストのテロ」に反対する会議を許さないわけです。まあこれが逆に、一般のドイツ人の「米国とシオニストのテロ」に対する問題意識を強める結果になる可能性もあると思いますが。
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(参照)
http://www.asyura2.com/0401/war48/msg/467.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2004 年 2 月 21 日 07:46:09:
プロディ、欧州の反ユダヤ主義に厳しく対処するようにEUに求める
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一方そのドイツ国内では、元東ドイツの地域の地方選挙で、ナチ勢力と元共産党が共に躍進しているようです。20日付のエル・ペリオディコ紙(電子版)の記事からです。これは要約して和訳します。
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『ドイツでナチと元共産党への支持が増える』
・ 極右がサクソニアの議会に登場し、ブランデンブルグでは議席を維持
・ この旧東ドイツの2州で右派勢力が社会民主党を上回る
旧東ドイツにあるサクソニア(ザクセン)とブランデンブルグの地方選挙で、最も過激な極右である国家民主党(NPD)と、元共産党の民主社会党(PDS)が躍進し、社会民主党(SPD)とキリスト教民主連合(CDU)は得票を減らした。
NPDはサクソニアで9.8%と大幅に得票を伸ばし議席を得た。またその同属であるドイツ国民連合(DVU)もブランデンブルグで5.9%を得て議席を確保した。その一方でPDSはブランデンブルグで28%、サクソニアでも23%を獲得し過去最高となった。
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旧東ドイツ地区は経済的に厳しい状態で、旧西ドイツ中心の政治体制に対する不満が積もっているようで、その中から旧共産党系統と同時に、一時退潮著しかったナチ系統の政党も息を吹き返してきたようです。いずれにせよ国政レベルでの影響は少ないでしょう。