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(回答先: 質問:9.11実行犯および認識方法について 投稿者 竹中半兵衛 日時 2004 年 9 月 19 日 18:12:11)
竹中さん
>なにしろ世界的なレベルで発生した謀略だと思いますので、この謀略論への確信はもてません。
世界的なレベルで発生した謀略だと確信がもてない理由は何ですか?国内なら確信がもてるのですか?
>アメリカ・ユダヤが実行したとして果たしてこのような大量虐殺を自国民に強制して世界制覇を実現する必要があるのかどうか。
アメリカという国に対する認識がナイーブに過ぎるのではないですか? Nation stateである英国やその他の欧州各国と違って、複合民族人工国家であるアメリカでは支配的な階層(WASPなど)の、被支配階層に対する感情ははるかに冷酷です。上位の階層は自分たちの金銭的な利益のためにはいつでも下位の階層を犠牲にする用意があることは、真珠湾で日本海軍の奇襲を完全に把握しながらあえて現地の司令官に通報せず、やはり3000人近い犠牲者を出したルーズベルトの行動に見るとおりです。
>イスラエルが自国民をこのように殺戮してアラブを侵略しことはない。
後半文脈の意味不明ですが、前半についてはイスラエルの内部でセファルディムの児童に実験的にX線を照射して人体実験する(後に多数が病死している)など、イスラエルの内部でも人種・民族・階層によってまるで扱いが違うこと、またハマスに資金を提供することを通じて、自国民に自爆テロを継続しているイスラエル政府のやり口を見れば、貴殿の認識違いではないですか。
>ただこのような謀略をアメリカとユダヤで考え抜き、実行したとするならば、国家破滅に通じる大問題でしょう。
論理が不明です。なぜ国家破滅になるというのですか?
>だから「実行犯」が抑圧されたアラブの原理主義者でないとは言い切れないと考えます。諸説は阿修羅で見ておりますが、CIAやモサドの「テロの予測」は存在しても、直接的実行犯としては考えられない。自分たちの謀略だとはとてもいえないのだからやはりどこかのテロリストにやらせる必要があった。ただし、ペンタゴンの突入痕はミサイルによるものだろうと思ってます。
私も見てきたわけではないのではっきりと断言はできませんが、「どこかのテロリストにやらせる必要があった」との言葉はまさに「語るに落ちた」ということです。ハイジャックがあったかどうかもはっきりしませんが、あったとしたら実行犯はアラブのテロリストだったかもしれません。また本人は本気で「ジハド」のつもりだったかもしれませんが、彼が誰かに操られていたとしたら、それは操った人々・組織が犯人ということでしょう。殺し屋を雇って他人を殺させた人が殺人罪を免れないとの同じことです。
>9.11を契機としてアメリカ帝国主義は崩壊の一途をたどっている(終わりのはじまり)という認識があれば、アメリカがみずからの意思で自国を破滅に導くとはにわかには考えられない。侵略を行うための謀略は常に外に向けて行ってきています。この点民主党も同じです。
悪いですが、前半は仮定された条件の上に推定を重ねた議論は、私の読解力では理解しかねます。そういう認識をもっているということを誰かが意思表明したのですか?後半: 侵略を行うための謀略については真珠湾攻撃はどうなのでしょうか?
質問2.
>チェチェンの問題にしてもカスピ海周辺の資源を狙った、ロシア=プーチン以上のワルがロシアをけしかけて虐殺をさせている、という見方だってできるのですよ。とすれば怒りはまずそちらに向けられなければなりません。
>これは存在論であって、長壁さんの主張と、結果として同一であり、現にイラクやアフガンで殺戮を繰り返す米英勢力(汚れ役)と仏・露・中国までからめた(それゆえに彼らは「テロ」防止では一致している)領土(シオニズムも含む)や資源をめぐる争いに帰着するのでしょう。
「長壁さんの主張と、結果として同一で」はありません。私はある意味では殺し屋に殺しをやらせる奴が一番のワルだから、それを見極めた上で非難しなければ意味はない。といっているだけです。「存在論」など云々しなくてもしごく簡単な話です。
>「カスピ海周辺の資源を狙った、ロシア=プーチン以上のワル」とはいかなる勢力でしょうか?
ネオコンのチェチェンでの活動についての木村愛二さん、Fake Terror Watcherさんの情報提供を参照していただけませんか。非常に有益です。戦争板60にあります。
>突入、皆殺し、多数の犠牲者の発生という事態については、この現実を避けているように見えます。
突入に至った経緯に非常な疑問の余地があるといっているのです。アウシェフ氏は「第三者が銃撃を開始した」のが殺戮のきっかけとなって旨証言しています。この叙述はベスランの事件を大殺戮に終わらせたかった勢力の工作の可能性が限りなく高いといってるのです。ロシアはテロリストは皆殺しにしたかったでしょうが、多数の児童を犠牲したかったはずはありません。なるべく多数の犠牲者を出して騒ぎを大きくしょうとする勢力があったと見ているのです。
>ロシアはチェチェンの資源を確保するためにはチェチェンを自国領土として押さえておくために、抵抗を根絶やしにしようとしているのが現象として国家テロは働いているわけです。それゆえなぜ異教徒で異民族のロシア人に搾取される必要があるのか、これに対して、チェチェン人は、資源ではなく独立を求めている、自らの資源の所有権はチェチェンにあるわけです。ロシアはこれを絶対に認めないがゆえに数十万人ものチェチェン人を虐殺してきている。
これは一理あります。でも「暴力の連鎖」を繰り返していけば、人口50万の国が億を超える人口を擁する国にかなうわけはありません。不毛な戦略です。我慢して平和的な話し合いをするしかありません。そして繰り返しますが、この対立に油をそそぐワルがいたから事態がここまで悪化したという見方もできます。
>なぜなら長壁さんが主張しているのは、北オセチアの学校が爆破されたいきさつはロシアによって報道統制がしかれた上で特殊部隊が、計画的に突入してテロリストを皆殺しにした。
上記のとおり根本的な認識の違いがあります。
>したがってプーチンの成せる大量虐殺は現時点ではテロリスト批判以上に糾弾されるべきであると思います。
違います。爆弾と縦断で大虐殺を行ったのは一義的にはテロリストです。そしてそのきっかけをつくったのは「第三者」です。プーチンはある意味では犠牲者です。