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(回答先: Re: 「暴力礼賛・テロ擁護」を徹底的に排す 投稿者 戦争屋は嫌いだ 日時 2004 年 9 月 19 日 14:41:33)
antiwar.comのジャスティン・レイモンドあたりは看破して、ネオコン・ラブ・チェチェン・テロリストというコラムを書いていたりしますが、いわゆる大概の日本の旧左翼系には中々理解できない壁があるのではないかと解釈しております。チェチェンに関しては例えば小学館のSAPIOが人権を語るようなそんな構図は小生にははなはだ滑稽なのですが、まあ、ある程度の情報、知識があってこその固定概念破壊でしょうから、個人的にはじっくり情報を提示していくのがやるべきことだと思っております。ことチェチェンに関しては「弾圧」というフレーズが強固に焼きついてしまっているように思われます。
戦争は嫌いださんに孤軍奮闘させてしまっているようで申し訳なく思っておりますが・・・
>1933年にベルリンの国会議事堂放火事件を起こしたファン・デル・ルッペは共産党員でしたが、「この行為も抑圧された共産党員がやむにやまれず起こした」事件ではなく、ヒトラー配下のファシストによるやらせだった、ことはご存じでしょう。
チェチェンに関しては、ミシェル・チョスドフスキーが優れた洞察で文章にしているのですが(邦訳本で『アメリカの謀略戦争』本の友社刊あり)、色々紹介したいことも他にあるのですが目下彼の次の言葉を引用します。
ワシントンの隠された議題米国の外交政策は、イスラム原理主義の潮流を抑制するようにはなっていない。むしろ、まったく反対なのだ。911同時多発テロの結果、中東と中央アジアで「過激イスラム派」が大きく伸びたのは、ワシントンの秘密計画と一貫している。後者は、国家を不安定に導き、アメリカ帝国に向けられた純粋な社会運動を声高に叫ばれるのを防ぐために、国際テロと戦うというよりも、むしろ国際テロを支えることであったからだ。ワシントンは、CIAの秘密工作によって、中国とインドにおけるイスラム原理主義が伸びることを支援しつづけている。
開発途上の世界の方々で、分離派、原理主義者、その他の組織の成長は米国の監視のためにも役立ちそうだ。こうしたさまざまな組織、および武装反乱勢力はIMF支援による経済改革のもとで、、地方制度が崩壊した国々で、特に大きく成長してきたのである。
IMFの経済的な治療薬を適用すると、人種・社会対立を助長する環境を生み出し、そのため、原理主義や集団暴力行為が激しくなる。これらの原理主義の組織は、非宗教的な機関を破壊することで貢献しているのである。
短い期間で、原理主義は社会や人種の分派を作りだしてしまう。そうしてアメリカ帝国に敵対するために組織化する人々の能力をむしばんでしまう。タリバンのような、こうした組織、あるいは運動が、アンクルサムなる米国人に対する反対を煽動することがよくある。だが、そのやり方が、現実にはアメリカの広義の地政学的・経済的な関心に対する脅威にはなっていないのである。その一方、ワシントンは、社会運動を非武装化する手段として、運動が発展するよう支援してきたが、、それは合衆国の経済・政治支配体制を脅かす恐れがある。(P.70、71)
「弾圧」と言う言葉を信奉する人々が見落としていることにIMFの経済侵略もあって、それとて都合よく忘れ去られてしまっているというわけです。
そしてユーラシア覇権を説くブレジンスキーを初め、ネオコンはチェチェンテロリストを支援している。
アフガンでは唐突に女性の人権が叫ばれ始め、それまで封印されていた共産主義系フィルムがアメリカのメディアに登場。そんなキャンペーンを後押しするのはお人よしの人権活動家であり、そこには政府系スパイが潜入し煽動していたりするという構図が見え隠れ。
そう。「彼ら」は実に巧妙です。