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国連事務総長:「イラク戦争違法」発言に有志連合反発
毎日新聞 2004年9月18日
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/mideast/news/20040918k0000e030026000c.html
【ニューヨーク高橋弘司】国連のアナン事務総長がイラク戦争について、国連憲章に照らし「違法」と発言したことが国際的に大きな波紋を呼んでいる。イラクに軍隊を派遣している米、英、オーストラリア、ポーランドなど「有志連合」各国は「戦争は合法だった」と相次ぎ反発、不快感をあらわにした。背景には、戦争を阻止できず「国連の危機」が叫ばれ、改革に向けた「有識者諮問委員会」が12月初めにも提言を公表することを見越し、議論の活発化を促す狙いがあるとみられる。
パウエル米国務長官は米紙ワシントン・タイムズとの会見で、アナン発言に言及し「イラクにおける有志連合の行為は過去の安保理決議にのっとっており、全く合法だ」と反論。その上で「もはや意味のない、わきの問題に立ち入ることなく、イラク人やイラク政府を助けることに専念すべきだ」と強調した。
また、英政府は法務当局がイラク戦争開戦時に示した複数の安保理決議を挙げて「英国は合法的に行動した」と改めて強調した。オーストラリアのハワード首相は「国連はまひしている」と怒りをぶちまけ、「この戦争は国際法上、全く有効だ」と述べた。
だが、開戦に批判的だったフランスの外務省報道官は「当時、我々は非常に明確に自ら考えを表明する機会を得た」とだけ述べ、論争に立ち入りたくない様子だった。
アナン氏は強い反発を覚悟の上で、国連加盟国に改めて同戦争の意味を再考してほしい意向とみられる。安保理の承認を得ず、「見切り発車」的に開戦に踏み切った米英に対する自らの不満に加え、同戦争とイラク復興を巡る強引な米国の政策への加盟国の反発に配慮したとの見方もある。
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