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【モスクワ杉尾直哉】北オセチア・ベスランの学校占拠事件で、ロシア国営テレビは6日夜、逮捕・拘束中の容疑者の男が、調べに対して供述する様子を撮影した捜査当局の映像を放送した。男は、チェチェン独立派穏健派マスハドフ氏と強硬派バサエフ総司令官の双方から実行の命令を受けていたと語った。今回の事件では、バサエフ派の関与が濃厚とみられるが、マスハドフ派は当初から事件について「非人道的」と非難しており、男の話が真実かどうかを疑う声もでている。
20代とみられるこの男は、武装集団の間で「大佐」と呼ばれた男から学校占拠について指示されたと言い、「我々は森の中に集まり、大佐からベスランで学校を占拠しなければならないと聞かされた。理由を尋ねると、『カフカス全体で戦争を起こすため』と言われた」と話した。この大佐が、マスハドフ、バサエフ両氏から学校占拠の命令を受けたという。大佐が誰かは不明だ。
また、男は「我々のグループはさまざまな民族がいた。ウズベク人、アラブ人、チェチェン人が数人だった」と話した。
男の供述内容は、マスハドフ、バサエフの両派を「テロリスト」と見ているプーチン政権の主張に合致する内容だ。だが、マスハドフ派はバサエフ派とは長年対立しており、今回の事件で、北オセチア当局からの接触を受け、人質解放へ向けた交渉準備を進めていたことが明らかになっており、男の供述は「不自然」との見方も出ている。
同テレビは、人質となった女性2人にインタビューし、この男の写真を手に「犯人だ」と語る様子も放送した。
(毎日新聞) - 9月7日10時28分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040907-00000019-mai-int