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しんぶん赤旗(9月5日)より
命奪うテロは許されない
チェチェン 抑圧と支配の歴史ーー暴力のみに頼る抵抗
ロシアの北オセチア共和国ベスランの学校を占拠したのは、隣国チェチェン共和国のロシアからの独立を掲げる武装勢力グループとみられます。
いかなる政治的目的があるにせよ、一般市民を犠牲にするテロ行為は絶対に許されません。とくに、いたいけな少年少女たちを人質にとり、銃を向けるなど卑劣きわまる蛮行です。
今回の惨劇の裏には、チェチェン民族に対する帝政ロシア以来の武力と政治的圧力による抑圧と支配があります。武力による支配と、暴力にたよる抵抗の悪循環の連鎖を断ち切り、対話による解決を目指す以外にこの問題の解決の道はありません。
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爆破後に銃乱射
体育館に1000人すし詰めーー学校占拠明らかに
300人を超える死者という最悪の事態となったロシア南部北オセチア共和国学校占拠事件から一夜明けた4日、武装集団の蛮行の事態がロシア各紙で報じられました。
・・・プーチン大統領が交渉のためのベスラン入りを拒否したと伝えられるや班員らは、子どもたちのトイレ使用も禁止。抗議する大人たちに「プーチンに投票したお前たちが悪い」と脅かしたといいます。
案の定というか、よくも、こうした決まり文句を繰り返すのかと感心する。
確かに、チェンチェンの抑圧と支配の歴史を年表にまとめ、抑圧の歴史をなぞっているところは買うが、全体として、テロは悪い、罪のない一般市民や子どもを云々・・・
まあ、アルカイダとのつながりも朝日新聞ほどには声を荒げてはいわなくなったし、
以前に比べれば、「とにかくテロは悪い」という論調は押さえ気味である。
しかし、同7面には米軍、ファルージャ砲撃ーー住民数百人が抗議デモのタイトルで米軍の蛮行をつたえているが、その写真は小さく、「前日の米軍の空爆でできた大きな穴を見つめる人々」と、キャプションをつけるのみ。
いったい、しんぶん赤旗をはじめ、日本のジャーナリズムには、検証するということができないのか。
体育館に1000人すし詰めなんてことがいわれれば、私の脳裏に浮かぶのはタリバン兵士1000人をコンテナ詰めにし、米軍の支持で窒息死させた北部同盟の蛮行が蘇ってくる。
ファルージャでの米軍の蛮行はその記憶もなまなましいし、日本人人質事件に直結する。イラク戦争時、このファルージャの学校を米軍が占拠し、それにデモで抗議した民衆に米軍が銃を向けたのがはじまりである。当時、13人の小学生が米軍に殺されたと記憶する。そして、人質事件の頃は空爆につぐ空爆で、何千人ところされている。
あえていう。
「テロはいかなる理由があってもゆるされない」のではなく、テロを誘発する、種まきとしての国家テロはいかなる政治目的であれ、許されないのではないだろうか。今回小学生が何百人犠牲になろうが、その原因を作ったのはロシア政府であり、また、理由不明の爆発後、逃げる子どもを次々銃で撃ったのは、武装集団ではなくて、特殊部隊の側である。その数、その蛮行ぶりを思い返してみれば、容易に理解できるというものだ。もっとも、ロシア政府には、この悲惨を利用し、反テロ戦争拡大に結び付けたい意図があるかもしれない。自分への批判をかわすためには、子どもを犠牲にし、テロリストの蛮行振りを際だたせた方がいいからだ。
私はこうしたテロが起こるたび、日本大使館占拠事件を思いだす。人の善い宗教者をダシにつかい、「テロリスト」の子どもを使い、善良な「テロリストを騙した挙句、地下から突入して、テロリストを根絶した卑劣極まりないフジモリ政権を思い出す。このとき、生き残った10代の少女や数人の若者まで降伏したにもかかわらず、特殊部隊側は処刑したという。これに抗議した外務省の人質O氏は、その後職を辞している。
さて、朝日新聞には「娘返して」「真実を」−−説明5分、怒る家族とあるが、文中、大統領は以前、「テロリストは便所で殺す」と発言した。これを引いて、「プーチンこそテロリストのトイレットペーパーだ。こけにされている」とある男性は怒った。−−という記事もある。
圧倒的な弾圧側のちょうちん記事があふれる中、よ〜く読めば、それでも、真実は理解できるというものだ。情報操作されたなかから、民衆のたった一言のなかから、私達は支配と抑圧の構造をしっかりとみぬき、弾圧側の蛮行を一寸たりともごまかしてはいけないと思う。
ましてや、今、帝国主義暴力が未曾有の勢いで暴れまくっている最中である。イスラエル、アメリカが基点となって今、世界戦争の驀進中である。私達の国・日本もこの蛮行の加担者として組み込まれ、自衛隊という軍隊をサマワにおくった。
ブッシュに褒められ、米国の軍用犬として、弱小国家を虐げるために、いまや、平和憲法を壊し、教育基本法を改悪せんとする蛮行国家日本である。
沖縄では、辺野古での基地建設撤去の戦いが行われている。日本の軍国国家を文字通り左右するこの戦いは、おじい、おばあと沖縄民衆、それに心を寄せる本物の反戦家たちが命をかけてたたかっている。日本国民のために、世界の民衆のために、沖縄で人殺し軍隊をこれ以上増殖させないために。
ソ連崩壊後も武力で
チェチェン民族の抵抗は19世紀、帝政ロシアがカフカス地方一帯を併合したときから始まります。抑圧の政治はソ連になってもそのまま引き継がれ、とくにスターリン時代には{ナチス・ドイツとの協力}を理由に民族ごとシベリアに追放され、民族そのものが絶滅の危機にひんしました。