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2004.09.03
政治犯たちのハンスト終結 / ハンユニスへのミサイル攻撃
8月15日から行われてきたイスラエルの刑務所に捕らえられているパレスチナ人たちのハンストが19日目を迎えた2日、すべての刑務所でハンストが終了し、拘留者たちは食事を取り始めたと、パレスチナの囚人関係相が発表した。
約8000人はいると言われているパレスチナ人拘留者の半数が参加したハンストは、刑務所当局が要望を聞き入れるという合意に達したため、終わりになったということだが、囚人関係相は「囚人たちの権利がきちんと達成されないなら、ハンストを再開することもあり得る」と話している。
これに対して、刑務所当局の報道官は「我々は要求に対して何の約束もしていない。これは我々の当初からのポリシーだ。連中はハンストをしても何も得ることがないとわかったのだ」と語っている。
他の拘留者たちがハンストを止めた中で、唯一、ハンストを続行しているのは、ファタハの指導者であるマルワン・バルグーティ。インティファーダを引っ張る源泉ともみなされてきたバルグーティは終身刑の判決を下されて収監されていて、この19日間のハンストで11キロ痩せ、脱水症状に苦しんでいると報じられている。(以上、AFP通信、2日付より)
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ベール・シェバでの自爆攻撃を受けて、イスラエル政府はシリアを攻撃するという脅しをかけているが、パレスチナではヘブロンで農地の破壊などが行われ、ガザのデイル・アル・バラーで少年が撃ち殺され、さらにはハンユニス難民キャンプで5階建てのビル2つが爆破されて、相当数の人たちが家を失った。デイル・アル・バラーではアパッチヘリからのミサイル攻撃も行われ、その結果、4名が殺された。犠牲者は14歳〜19歳の少年たちだった。負傷者の数は40名以上にのぼり、5月のラファでの虐殺以来、最大の侵攻となっている。
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犠牲者の数を比較すること自体は命の重さを数に還元することになるので、反対だが、あまりにも主流メディアの報道が偏っていることの証拠になるので、以下の数字をあげておきたい。
2004.3.14-8.31の間に殺された人数
パレスチナ:436人
イスラエル:29人(ほとんどがガザや西岸で殺された兵士)
「自爆攻撃のことだけをしっかりと伝えるメディアを見ていると、この数字はまるで逆さまであるかのように思えてしまう」と書いているのは、この統計を伝えている『Into the Middle East』。さらに詳しい数値も載っている。
http://0000000000.net/p-navi/info/news/200409030728.htm