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(回答先: 北朝鮮爆発:「なかった」と韓国発表 (毎日新聞) 投稿者 彗星 日時 2004 年 9 月 17 日 20:19:40)
【ソウル堀山明子】韓国政府は17日、北朝鮮での爆発は「裏付け証拠がない」と結論づけ、世界中の関心を引き付けた韓国発の爆発情報は「キノコ雲騒ぎ」に終わった。なぜ1週間近くも金亨稷(キムヒョンジク)郡を撮影した衛星写真や白頭山近くの地震情報に振り回されたのか。韓国の過去の核実験が相次いで明らかになった直後でもあり、国内メディアは政府の情報収集能力に疑問符を投げかけている。
統一省の李鳳朝(イボンチョ)次官は17日午後、「爆発はなかった」との政府見解が遅れた経緯について「12、13日には関連がないとの方向に傾いていた」「15日に言うこともできた」と振り返り、2度の機会を逃したことをにじませた。
1回目は、北朝鮮の白南淳(ペクナムスン)外相が建設用発破だったと説明した13日。もう一回はパウエル米国務長官が14日に、この説明を「米の見方と一致する」と語った直後だ。実際、国家情報院は14日朝、「キノコ雲は爆発と無関係」とする報告書を議会関係者に配布している。
しかし、鄭東泳(チョンドンヨン)統一相は14日、「(発破以外の)他の可能性もある」と、15日の人工衛星「アリラン1号」の写真撮影に結論をゆだね、米国の見解に追随する機会を失った。
このため、15日の外交通商省の記者会見では韓国記者から「米国からちゃんと衛星写真をもらっているのか」との質問が相次ぎ、潘基文(バンギムン)外交通商相が「米韓はすべて共有している」と語気を強める場面もあった。韓国の核実験が米高官のリークから表面化した直後に起きた「キノコ雲騒動」だけに、韓国メディアには「米国によるハシゴ外しではないか」との警戒心が強くなっている。
ただ、疑問も残る。在平壌スウェーデン大使館によると、16日に各国大使が三水郡の水力発電所建設現場を視察した際、北朝鮮側は150トンもの爆薬を使った「非常に大きな発破」を8日午後10時と9日午前5時に実施した、と説明した。韓国側はこの発破を確認していないとしているが、キノコ雲が幻としても爆発は実際にあったことになる。
北朝鮮問題に詳しい申志鎬(シンジホ)西江大助教授は「02年6月に黄海で銃撃戦が起きた時は、北朝鮮側から挑発行為ではなく偶発事件と連絡があったという。今回はそうした直接の情報がなかったのではないか」と指摘。偶発防止のための南北のホットラインが機能せず、北朝鮮情報の収集能力が落ちているとの見方を示した。
毎日新聞 2004年9月17日 20時49分
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/afro-ocea/news/20040918k0000m030109000c.html