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(回答先: 小泉メルマ「地下鉄サリン事件を7万2千回起こすことが出来る、VXガスを置いておいては、世界はとても危険です」 投稿者 FakeTerrorWatcher 日時 2004 年 9 月 17 日 03:17:05)
『国際社会対大量破壊兵器を有するイラク』という構図の維持が何よりも重要
1月末にNSAが関係者に国連盗聴指令を行い、パウエルは2月5日、伝説的演説を行う。イラクが提出した書類をひったくり、8000ページをひっちゃぶいた末の出来事だった。 それから3日過ぎた2月8日、茂木副大臣はミュンヘンで「国際社会対大量破壊兵器を有するイラク」が基本だとの認識を示す。 「大量破壊兵器を有するイラク」・・・この言葉を今深く噛みしめたい。 そして「国際社会」という言葉も、米英の汚い盗聴工作が発覚した現在、よく味わってみる必要がある。 2月8日の茂木スピーチの翌週、14日小泉首相はチリの大統領と会談を行う。そこで小泉首相は「『米国対イラク』ではなく国際社会対大量破壊兵器を有するイラクの問題だ」と述べて、アメリカへの協力を求めている。 イラク開戦が迫る2月22日川口外相はパウエルと会談を行いその「構図の維持」が必要だと述べている。 ここで言う「構図の維持」とは、大量破壊兵器の嘘と、アメリカが国際社会のために動いているという大嘘で騙し続けることに他ならない。日本にアメリカの開戦を踏み留ませる力などないことは明々白々で、これはアリバイのようなものでもある。 そして「構図を維持する」目的とは、金を出すことだ。 金だけではないと思わせるために、自衛隊まで「無意味」にイラクに送ることまでしている。 維持に尽力しなくてはならないようなそんなはかない「構図」だったが、今はその「構図」がもろくも崩れ始めている。 もう一度この言葉を噛みしめよう。 「国際社会対大量破壊兵器を有するイラク」 実はイラク開戦前起きていたのは「国際社会対大量破壊兵器を有するアメリカ」という構図だったのではないだろうか。 問題の根源は、イラクの大量破壊兵器の問題を含む、安保理決議の不履行にあります イラク問題に関する安保理の議論は重大な局面を迎えつつあります。我が国は、5日の 2003年2月14日 小泉首相、チリ大統領会談 小泉純一郎首相は14日夜、首相官邸で来日しているチリのラゴス大統領と会談した。首相は、イラク問題で、チリが国連安保理の非常任理事国であることを踏まえ、「『米国対イラク』ではなく国際社会対大量破壊兵器を有するイラクの問題だ。イラク側の協力は十分ではない」と指摘。米国がイラクへの武力攻撃に向け新たな安保理決議を提出した場合は協力するよう求めた。 2003年2月22日 川口外相、パウエル会談 「国際社会対大量破壊兵器を有するイラク」という構図の維持が何よりも重要であることを指摘した上で、平和的解決のために努力すべきこと、引き続き国際社会の連帯を維持・強化しつつ、イラクの大量破壊兵器の問題の解決のため米国とともに努力していきたい旨を表明した。 *************
2003年2月8日 茂木副大臣ミュンヘン安全保障会議スピーチ
イラク問題の解決は、湾岸・中東地域の平和と安定の確保のため極めて重要な課題で あり、我が国としても重要な関心を有しております。私は、この問題が「国際社会 対 大量破壊兵器を有するイラク」であるとの基本的な認識の下で、国際協調を通じた解決を 模索すべきと考えています。
が、大量破壊兵器の開発疑惑について、査察の実質的な面でのイラクの協力は不十分です。我が国は、イラクが国際社会に対する義務を能動的かつ完全に果たし、安保理決議を完全に履行することを通じて問題の解決が図られるよう、引き続きイラク及び関係諸国に対して外交努力を続けていく考えです。
パウエル米国務長官の包括的な説明を評価します。これにより、イラクの大量破壊兵器 に関する疑惑は更に深まったと考えています。我が国としては、国際社会と一層緊密に協調し、イラクが、自ら積極的に疑惑を解消し、関連するすべての安保理決議を履行すること強く求めるものであります。
http://www.motegi.gr.jp/speech4.html
http://www.asyura.com/2003/war23/msg/955.html
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/usa/visit/powell.html
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