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(回答先: 北朝鮮駐在の8か国外交官、両江道に向け出発 / 外交危機、危機であることを知るのが大切 【朝鮮日報】 投稿者 木田貴常 日時 2004 年 9 月 16 日 13:08:52)
北朝鮮の両江(ヤンガン)道・金亨稷(キムヒョンジク)郡・月灘(ウォルタン)里付近で9日発生したとされる“爆発”は、本当に水力発電所建設のための発破だろうか。
北朝鮮の白南淳(ペク・ナムスン)外相は14日、訪朝したラメル英外務次官の質問に対し、「計画された発破」と説明した。
続いて朝鮮中央通信は同日、直接的に発破には言及しなかったが、「…謀略が好きな者たちが、もしやわれわれの水力発電所の建設現場で響いた発破の音に驚き、荒唐無稽なうそをついているのでは…」と述べ、白外相の発言を裏付けている。
この問題に対し、米国のパウエル国務長官は15日のロイター通信とのインタビューで「(北朝鮮の主張が)米国の観測と一致している」と述べ、内外で提起されたさまざまな観測を沈静化させた。果たして北朝鮮の主張は信じられるのか。依然として疑問点は多い。
▲地震波がない場合もあるのか
韓国の地震研究センターで地震波が最初に感知されたのは8日午後11時24分だ。爆発推定地点から100〜120キロ離れた白頭(ペクドゥ)山の東側にある中国との国境地域ということが分かった。
このため、政府はこの地震波は爆発と関連がないとの結論を下した状態だ。問題は、この前後に付近で別の地震波が感知されなかったという点だ。
同センター側は「9日前後に両江道一帯である種の爆発があったら、ここまで証拠が出ないはずがない」とし、「日本と中国からも特にコメントが出ていない」としている。爆発であれ、爆破であれ、9日前後にはなかったということだ。
同センターがハンナラ党の全在姫(チョン・ジェヒ)議員に提出した資料によると、15日に実験まで行っている。
慶尚(キョンサン)北道・永川(ヨンチョン)で6トンのダイナマイトを使った発破作業を行い、194キロ離れた群山(クンサン)観測所(ソウルから爆発推定地点までは500キロと推定される)でマグニチュード1.6の地震を感知したという。
もし、白南淳(ぺク・ナムスン)外相の言う通り「山一つを崩す発破」なら、少なくとも約1000トンのTNTが必要で、だとすれば地震波に検知されないわけがないというのがセンター関係者の説明だ。TNT1トン程度を使って発破すると、震度2.0程度の地震が感じられるという。
イ・ヒイルセンター長は、「震動がないとしても、龍川(ヨンチョン)駅爆発事故のように、爆発による音波信号でも検知されるはずだが、今回は観測された音波信号もない」と説明した。センター側は「不明確な衛星写真によるハプニングである可能性がある」との立場を示している。
▲衛星写真分析「発電所建設には不適切」
15日、韓国のアリラン衛星が撮影した爆発推定地点である月灘(ウォルタン)里付近の衛星写真が公開された。あたり一面は山岳地形で、写真上にも発電用水として使われそうな川がない。写真を判読した専門家らは、爆発にしろ爆破にしろ何の跡も見えないと話した。
実際、衛星写真を拡大してみても過去と変わった地形は見当たらない。北朝鮮が発表した(大)発破が事実なら、写真上で確認できたはずだ。
月灘里出身の脱北者らも、月灘江と呼ばれる江の幅は、わずか数メートルに過ぎず、溝のようだと証言している。
北朝鮮で建設労動者をし、現場に行ったことがあるという脱北者も、発電所の建設には不向きで、重装備が入れる道路さえないと語った。
サムファン技術公社のイ・ヒソン副会長、延世大のチョ・ウォンチョル教授、仁川大の崔桂?(チェ・ケウン)教授など、国内の専門家らも降水量や地形の理由を挙げ、発電所を建設できる所ではなく、たとえ建設しても経済性がないとの見方を示している。
崔秉黙(チェ・ビョンムク)記者 bmchoi@chosun.com
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/09/16/20040916000056.html