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(回答先: イラク中部ナジャフで聖廟付近を空爆 40人死亡(朝日新聞) 投稿者 シジミ 日時 2004 年 8 月 22 日 21:20:14)
イラク情勢ニュース (転送・紹介歓迎)
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(重複深謝)
イラク情勢ニュース 2004年 8月22日 日曜日
[飛耳長目録]
☆ナジャフで衝突再開/他市でも散発的に
ロイター 8月21日付から訳
★お知らせ HP作成・公開準備中 !!
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☆★Clashes resume in Iraq shrine city
イラクの聖地で武力衝突が再開
ロイター 8月21日 20:00(英) By Michael Georgy
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http://www.reuters.co.uk/newsPackageArticle.jhtml;jsessionid=UDB1ULKORCT4UCRBAE0CFEY?type=topNews&storyID=569358§ion=news
ナジャフ発、ロイター: 聖廟への包囲を終わらせるための宗教権威
との協議が困難に陥ったあと、ナジャフではサドル派の戦士とアメリカ
軍とが武力衝突した。
迫撃砲弾とロケット弾の爆発音が、長い歴史を持つナジャフの裏通り
にも響き渡り、この2週間に及ぶシーア派の蜂起のなかでは比較的に
平穏だった日の静けさを破った。その期間、世界の石油価格は記録
的な高騰を見せた。
民兵たちはイマーム・アリ・モスクの周囲で武器を振りかざし(訳注:
諸報道によるとモスク内には方針として武器を持ちこんでいない)、宗
教指導者の首脳に廟の管理を委ねるというサドルの提案が包囲攻撃
を終わらせるだろうという希望は薄らいでいる。包囲はイラク暫定政府
が直面する最大の難関である。
「体をはって戦うならアメリカ兵を連れてこい」−−サドルに従う戦士
の一人は戦闘が再開される前にそう言った。
「彼らは臆病者だ。彼らは数千フィート離れた飛行機のなかにいる。
われわれが米軍を壊滅させるだろうと知って、彼らは怯えるてるんだ」
−−強調するために指を噛みながら彼は言った。
これまでサドルがモスクでの祈りを導いていたすぐ近くの街クーファで
は、アメリカ軍が21日に民兵と武力衝突したと目撃者が話した。
サドル師の側近は、聖職者(サドル)の代理人とイラク・シーア派の宗
教権威(シスタニ)とのあいだで、廟の管理をシスタニ師に委ねようとす
る交渉が続いていると話した。
シーア派が多数を占めるイラクで、もっとも影響力のある聖職者シス
タニは、手術後の回復を待ってロンドンに滞在している。
しかし側近であるアリ・スメイシンは、モスク内の貴重品目録を作製す
るためにシスタニ側が代表団を派遣するというサドルの求めをめぐっ
て、協議が暗礁に乗りあげたと話した。それは宝石や遺品、絨毯など
を含むと思われ、サドル派の人間が廟から盗難したという言いがかり
を防ぐための処置である。
イマーム・アリ・モスクはイラクでも最も神聖な廟である。
報道陣に対して、スメイシンは、「シスタニ事務所の人々から、現在の
状況では受託委員会を設けることができないと告げられた。われわれ
は彼らに、シスタニはナジャフの代表たりうるし、委員会を設けることは
可能だと思うと話した」と説明した。
サドルの側近は、これより前、彼の民兵は移管後もモスクを守り続け
るだろうと述べたが、それはまさしく誕生して2ヶ月になる政府が避けた
がっている展開である。
◆「裏切り者」
モスクのなかでは、サドルの戦士たちのために、十代の少年が、氷
の塊(かたまり)にアイスピックを振るっていた。彼らは「武器を捨てて
立ち去れ」と呼びかけたアラウィ首相を非難するスローガンを叫んだ。
「われわれは勝利する。われわれは米軍に協力する裏切り者とアラ
ウィに勝利するだろう」と彼らは唱和した。
「私に殉教の機会を与える銃弾はどこだ?」と書かれたバナーを掲
げている者もいた。
サドルの蜂起はイラクの石油生産を混乱させるおそれを高めさせ、
原油価格を新高値に押し上げるのを助けた。
21日、破壊活動による爆発がイラク南部の石油汲み上げ施設の近
くで発生したが、目撃者は損害は小さかったと話した。
20日はモスクの管理をめぐる混乱に揺れ、数百人の犠牲者をだし
た反乱は3週間目に入った。暫定政府の内務省は、イラク警察が1発
の銃撃もなくモスクに入った(制圧した)と発表したが、その主張は素早
くサドルの側近によって否定された。流血の事態を避けてモスクを接収
するとアラウィの大きな政治的勝利になるのだろう。
訳注:この内務省の発表は、米国メディアなどでも事実であるか
のように報道された。しかし当時、モスク内に入っていたAFP特
派員は、イラク警察の姿は見あたらず、内側には女性と子ども
や武器を持たないマフディ軍民兵、そしてサドルの支持者(人間
の盾としてナジャフ周辺や遠くバグダッドなどから来た人々)が
いた、と伝えていた。
6月28日にアメリカ占領軍から主権移譲されたあと、アラウィ首相は
サドルに導かれた8都市でのシーア派の反乱と反政府運動を終わらせ
ようと躍起になってきた。
イラク保健省は21日朝、ナジャフでは過去24時間以内に、少なくと
も21人のイラク人が死亡し、5人が負傷したと発表した。
バグダッドでは3人が死亡した。サドルシティの貧困街で米軍がシー
ア派の武装者と戦闘をおこなったものだ。
また、バグダッド南部では21日、反乱分子が米軍車両にロケット弾
を発射し、兵士1人が死亡、3人が負傷したと米軍が発表した。
これとは別の攻撃として、20日、サマッラ近くの道路に仕掛けられた
爆弾で米軍兵士2人が死亡し、3人が負傷した。
この一連の攻撃で、昨年の米軍による侵攻以来、イラク内での軍事
作戦中に殺された米軍兵士の数は711人にのぼった。
訳注: 昨年3月のイラク侵攻以来、イラクで死亡した米軍兵士
の総数は、米国防総省の発表によると20日時点で947人と
なっていた。作戦行動以外での死者を含む。
さらに21日は、ヒッラの街近くでポーランド軍の車列にすぐあとに来
ていた車が爆発し、ポーランド兵1人が死亡、6人が負傷した。
ポーランド軍が昨年9月に、イラク中・南部で8000人強の多国籍軍
と交代して以後、イラクでいsぼうしたポーランド軍兵士の数は、この死
亡事件で14人に達した。
ラマディ西方の街では、捜査部隊の責任者サアド・サミルが21日に
射殺されたと警察が発表した。攻撃された理由はすぐには明らかにな
っていない。反乱勢力はしばしばイラク軍を攻撃目標にしている。
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☆★ お知らせ ★☆
現在、イラク情勢ニュースのホーム・ページを作製中
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このMLで紹介したなかから、重要な局面および問題について、全体
的な理解を深めるうえで有益と思われる記事・ルポ・分析を選んで再
編集して紹介します。ML参加者のみならずHP訪問者に、それらの記
事にアクセスしやすく、また諸関連を理解しやすい素材を提供するの
がHPの目的です。新しいニュース紹介は、選択して掲載します。
第1段階として、今年2004年5月以降のものを編集します。HP公開
時点で、一部に未編集の部分が残るかもしれませんが、随時、編集作
業を進行させていく予定です。 9月1日に公開予定。リンク・フリー。
第2段階として、まもなく丸2年になるこのイラク情勢ニュースで紹介
したものなかから、上記の趣旨に沿うよう、時期別およびテーマを整頓
しながら、イラク侵略が始まる前から、米軍主導による占領のもとで今
日に至るまでの特徴的な記事・ルポ・分析などを編集する予定です。
作業を手伝ってもらえる方、HPの作成等に協力していただける方を
歓迎します。 連絡先: 山本史郎 act63570@nyc.・・・略
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正式名称: イラク攻撃に関する世界情勢のニュース
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