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【ワシントン=共同】米国防総省は二十日までに、ブッシュ大統領がアジア太平洋地域を管轄する米太平洋軍(司令部ハワイ州キャンプ・スミス)の次期司令官にグレゴリー・マーチン空軍大将を指名したことを明らかにした。
ファーゴ現司令官(海軍大将)は近く退役し、マーチン大将は米上院の承認を経て就任する見通し。
歴代の太平洋軍司令官は、ほとんどが海軍出身だったが空軍出身は初。
ブッシュ政権が推進する世界規模の米軍再編で、国防総省高官はアジア太平洋地域は軍事的プレゼンスを強化する方針を示しており、空軍機能強化が起用の狙いにありそうだ。
アジア太平洋ではグアムのアンダーセン空軍基地に主力の爆撃機や戦闘機を常駐させて、戦略拠点にする構想がある。在日米軍再編に絡んでもグアムの第一三空軍司令部と横田基地(東京)の第五空軍司令部を統合する案が浮上している。
マーチン大将は一九七〇年に米空軍に入隊。空軍参謀本部などを経て、二〇〇三年八月から空軍資材軍団の司令官を務めていた。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kok/20040821/eve_____kok_____002.shtml