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(回答先: 米軍ヘリ墜落、現場検証断念 米軍に要請するも回答なし (asahi.com) 投稿者 彗星 日時 2004 年 8 月 14 日 21:39:20)
ヘリ墜落現場、米軍が封鎖 合同検証めど立たず
http://www.ryukyushimpo.co.jp/news01/today/040814ea.html
大破したヘリの現場検証を行う米兵=14日午前10時30分ごろ、宜野湾市宜野湾の沖国大構内
13日、宜野湾市で発生した米軍ヘリ沖国大墜落事故で、県警は14日午前、米軍に合同の現場検証の実施を申し入れたが、米軍から明確な回答はなく、検証開始のめどは立っていない。県警は合意があれば、直ちに検証を開始する方針で、現場待機を続けている。米軍は安全性の確認を理由に墜落現場の封鎖を継続。周辺の道路を県警が通行止めにするなど、厳重な警戒態勢が敷かれている。一方、西正典那覇防衛施設局長は同日、米軍がヘリ総点検終了までの間、ヘリの飛行を停止する方針を示していることを明らかにした。
県警は「現場検証には地位協定で米軍側の合意が必要」として、14日午前10時すぎ、石垣栄一捜査第一課長がキャンプ瑞慶覧を訪れ、海兵隊法務部に申し入れた。しかし、対応した法務部長は「上司に相談して回答する」と答えるにとどまり、明確な回答時期についても示さなかったという。石垣課長は「速やかな回答を求めると申し入れた」と話した。
米軍は14日午前、県警に「安全性の確認には4段階の作業が必要」などとして墜落現場周辺の封鎖を継続。現場には事故機の残がいが前日と同じ状態で保存され、防護服を着た米兵が機体の調査などを実施している。
現場周辺には広くヘリの部品が落下していることから、県警はヘリの部品の飛散状況、落下物による被害者や被害の有無、また、目撃者を探すため、現場検証に優先させて周辺の聞き込みを中心に捜査を進めている。
長田交差点から真栄原交差点に抜ける県道は現場保存のため沖国大前の約150メートルで一般車両の通行止めが続いている。
県警は13日に被疑者不詳の航空危険行為処罰法違反の容疑で現場検証の令状を取った。また、事故直後に設置した米軍ヘリ墜落に伴う県警対策本部(本部長・高橋清孝本部長)を宜野湾署の捜査本部(本部長・當銘健徳署長)に移行した。
ヘリ墜落による被害状況
<部品落下広範囲に>
13日の米軍ヘリ沖国大墜落事故で落下したヘリの部品は周辺住宅地の広範囲にわたり飛散。事故のすごさを物語っている。
(1)我如古公民館裏の川沿いに長さ約4メートルの尾翼らしき部品
(2)民家敷地内に20センチメートル四方の平たい金属片。周辺に油が飛散
(3)建設会社資材置き場に長さ約3メートルの金属性片。乗用車のバンパー破損
(4)民家の庭と駐車場に約10センチメートルの棒状の金属製部品
(5)民家前の道路に長さ約8メートルの回転翼。屋根のアンテナとオートバイが破損
(6)(4)の民家の門柱のアーチが破壊される。ブロック壁に直径約3センチメートルの穴
(7)約15センチメートルの部品が民家のドアを貫通
(8)空き地に長さ約30センチメートルの棒状の金属2つ
(9)畑の農業用水タンクに直径約1センチメートルの穴。水が噴き出す
(10)長さ約25センチメートルの棒状の金属が民家1階の窓ガラスを貫通し屋
内の壁に突き刺さる。2階では数センチメートルのコンクリート状の破片2個が窓ガラスとふすまを貫通
(11)マンション入り口前道路に長さ約2メートル、幅約30センチメートルの細長い板状金属
(12)乗用車の後部ガラスが割れる
(13)平屋民家の屋上に直径約20センチメートルの金属製部品。屋根に穴があく
(14)給油所内に長さ約10センチメートルの薄い金属片。周辺に油が飛散
(15)職員駐車場に長さ約1メートルの回転翼の破片らしき部品