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イラク米軍:
サドル師派との戦闘激化、101人死亡
【バグダッド竹之内満】イスラム教シーア派の対米強硬指導者ムクタダ・サドル師の民兵「マフディ軍」と米軍が戦闘を繰り広げるイラクで13日夜から14日にかけて、新たに中部ヒッラとサマラ、ラマディで激しい戦闘があり、イラク人ら計101人が死亡した。国内外各地では、米軍と暫定政府を非難するシーア派教徒らのデモが繰り広げられ、15日にイラク各派が集まり予定される「国民会議」開催を前に、緊張が高まっている。
ロイター通信によると、マフディ軍は計8都市で米軍などとの戦闘を続けた。
バグダッドから南100キロのヒッラでは、夜通しの戦闘で、内務省によると、武装勢力40人が死亡、米軍が支援していたイラク警官も3人死亡した。マフディ軍兵が当初約250人でイラク警察を包囲、ポーランド軍や米軍が応戦に駆けつけたという。
また、サマラ近郊では14日正午ごろから、米陸軍がサドル師派の拠点を空爆した。米軍の声明では、武装勢力約50人が殺害された。サドル師派は、小銃やロケット砲で応戦した。ほかにイラク警官5人が死亡した。
衛星テレビ「アルジャジーラ」によると、バグダッド東方のラマディ近くでも同日、米軍の空爆で武装勢力3人が死亡した。
一方、停戦に向けた折衝も始まり、連合軍は、イラク警察と米軍が14日午前7時から作戦を中断し、「暫定政府首脳と停戦への努力を続けている」と発表。シーア派に影響力のあるルバイエ師が13日から激戦地のナジャフに入ったほか、シーア派最高権威のシスタニ師も派遣団を差し向けた。イラク・イスラム革命最高評議会のハキム師も仲裁に乗り出すと伝えられている。
また米CNNは、サドル師のバグダッド事務所が停戦条件として▽ナジャフから多国籍軍が撤退し、シーア派権威当局が同市を全権把握すれば、マフディ軍は撤退する▽拘束された抵抗支持者、宗教指導者を解放する▽サドル師派を政治運動として認める−−などを挙げたと報じた。
毎日新聞 2004年8月14日 20時42分
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20040815k0000m030069000c.html