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イスラエル、ゴラン高原放棄の可能性?何をたくらんどるんだ?
ご無沙汰です。しばらく留守をしておりました。この間、草の根さんからジブラルタルについて「解説を」という投稿がありましたが、私は残念ながらジブラルタルについてはあまり詳しくなく、ネット上の日本語での解説以上の知識は無いのです。しかし何とか新しい情報を探して後日ご返答いたします。
実は3週間ほど日本にいました。今こちらに戻ったばかりで当分時差ぼけに悩まされそうです。
ところで、8月13日付けのエル・ムンド紙(電子版)に「えっ?」というような記事がありましたので、復帰第一弾でこれをお知らせします。
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『あるイスラエルの将軍は、イスラエルはダマスカスとの和平合意によってゴラン高原の放棄が可能である、と信じる』
AFP特電
[エルサレム]
イスラエル国軍司令官、モシェー・ヤアロン将軍は、イスラエルは軍事的な観点からシリアとの和平合意と引き換えにゴラン高原の放棄を行う可能性がある、と信じている。
「軍事的な必要性の観点から、シリアとのゴラン放棄の合意に達することは可能だ」このようにこの将軍は新聞イェディオット・アハロノトとのインタビューで語った。
将軍は「もしゴラン高原放棄の政治的な判断があれば、軍は、それがどのようなものであれ、イスラエルの国境を守る。」と明言した。
イスラエルの高官がゴラン高原からの軍の引き上げの可能性を語ったことは今回が始めてである。ゴラン高原はダマスカスがイスラエルとあらゆる合意を結んででも取り返したい場所である。
http://www.elmundo.es/elmundo/2004/08/13/internacional/1092383299.html
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ゴラン高原放棄の見返りとしてシリアに何を認めさせたいのか、何を手に入れることをもくろんでいるのか、これだけの記事ではよく分かりませんが、もし英語かアラビア語の同様の記事があればフォローお願いします。
それにしても、テレビでも新聞でも、日本のマスコミ報道では中東関係のニュースが少ないないですね。こちらにいる人と連絡を取り合ってみると、こちらではイラクの情報が連日テレビニュースのトップになっていたようですし、13日付の各新聞(店頭売り)の表紙もほとんどがイラク情勢に関するものです。
久しぶりに日本に行って、何の気なしに早朝のテレビのスイッチをひねると、ニュースや新聞報道の解説を各チャンネルで実に詳しくやってくれるのは良いのですが、どれを見ても芸能ニュースの延長で、「ヨン様」と「UFJ」と「ブーイング」がごちゃ混ぜになって頭に中を回転し、何が起こっているのだか逆にわけがわからなくなってしまいました。日本列島は平和です。「不思議の国」で宇宙遊泳してきたような感じで、スペインに着いてやっとまた世界の動きの中に戻った気がします。
アジア・サッカーの「ブーイング」にしても、ヨーロッパのリーグ戦やチャンピオンリーグ、欧州杯などではあの程度は並以下で、サッカーは元々「代理戦争」ですから国や民族が異なると下手をすると殺人沙汰になるのが普通です。サッカーファンに関して書き出したらきりがなくなるのですが、あの程度で大騒ぎするなんて、日本人は本当にうぶですね。まあその意味では中国人もうぶですが。(ただし中国政府はうぶじゃないですよ。日本政府はどうか知らんが。)
あのブーイング・ドンチャン騒ぎでほくそえんでいるのは、一気に日本の軍国主義化をねらう勢力でしょう。実に良いきっかけがつかめたようです。またその一方で、日本と中国がインターネットとマスコミにたきつけられて感情的なにらみ合いをするのを、英米がニヤニヤ笑いながら眺めている姿が目に見えるようです。
どこかのチャンネルで、オスギだったかピーコだったかが、「中国のナショナリズム以上に日本のナショナリズムの方が激しくなってきてるんじゃないの」と多少まともなことを言っていた記憶があります。ナショナリズムというか、マスコミが世界をまともに見せないでおいて一部の感情的にたきつけやすい部分だけを拡大して扇動している、といった感じで、どうせろくなナショナリズムにはならないでしょう。
時差ぼけでまだ宇宙遊泳している気分です。私は体質的に時差ぼけが1週間近く続いてしまうので、まともな思考力に戻るのにちょっと時間がかかるかもしれませんが。