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(回答先: 「華氏911」の母、米国揺さぶる 息子失い反戦活動へ(朝日新聞) 投稿者 スタン反戦 日時 2004 年 8 月 13 日 17:23:52)
にしても、息子がなくならないと、目覚めないのだろうか。不思議なことである。
陸軍に6年以上もいて、ボスニア紛争にも従軍したベテラン兵士だと言うが、このときの戦争は意義があったのだろうか。ベトナム戦争も体験し、その他もろもろ、日本人の我々よりは、数倍も戦争をじかに見ているのではないだろうか。
別に、水を差すつもりはないが、戦争が起こるたびに、数人のこうした「著名人」が浮上し、一時、世論を揺さぶり、それなりに人々も反省したかに見え、そしてまた、再び戦争は繰り返される。
この母親は、今回のイラクでの息子の戦死のみでなく、自身の父はもちろん、兄弟姉妹たちもベトナム戦争や湾岸戦争に従軍した軍人一家、典型的な「愛国者」だという。
ほんとうに、目がさめたのならいいのだが。悲しみゆえの感情ならば「華氏911」の宣伝に過ぎないことになる。
この映画を見もしないで批判は軽率かと思うが、私は、一点、気になるところがある。ビンラディン一族とのつながりをやたらめったら強調しているらしいが、ビンラーディン拘束時点からの自明の理であり、それがゆえに、ビンラーディンの反旗があり、サウジを追放、ビンラーディン一家からも断絶状態に陥り、アフガンにたどり着いたと言う経緯がある。
シナリオは、とかく、面白おかしく描かれるものだが、いかなる映画でも、戦争の真実全てが語られるとは限らない。
仮に、ビンラーディンが生きながらえているとしても、9・11にいたる彼自身の本心は、語られてはいないだろう。今回、もっとも、とりあげねばならないのは、黒幕と言われているビンラーディン氏の本音である。ビンラーディン一族など、本来脇役でなければならない。