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『徹底暴露!! イラク侵略のホンネと嘘』『スキャンダル大戦争』8号刊行!!鹿砦社通信 8月6日号
http://www.asyura2.com/0406/war58/msg/464.html
投稿者 なるほど 日時 2004 年 8 月 12 日 17:00:02:dfhdU2/i2Qkk2
 



われわれにタブーはない!
闘う社会派出版社の旗を高く掲げ、
『徹底暴露!! イラク侵略のホンネと嘘』(8月5日発売)、
『スキャンダル大戦争』8号(8月10日発売)を相次いで刊行!!
一部大手取次会社の大幅配本減数に問題はないのか!?
今こそ「表現の自由」と出版流通の問題をタブー視せずに語るべきではないのか!?

 例年にない猛暑である。われわれの心は、この猛暑に負けずに熱い。『徹底暴露!!イラク侵略のホンネと嘘〜もうひとつの反戦読本2』『スキャンダル大戦争』8号と立て続けに刊行、「暴露本出版社」などと世間のヒンシュク背に受けても、心にゃ硬派の血が騒ぐというものだ。

■イラク戦争の無意味を告発する『もうひとつの反戦読本』シリーズ、秘密結社「スカル&ボウンズ」(骸骨団)の存在を初めて公開!
 まず、『徹底暴露!! イラク侵略のホンネと嘘〜もうひとつの反戦読本2』が、8月5日に発売された。これは、2月に発売され、昨年末に異国の地、イラクで殺害された2外交官の惨殺写真を、初めてカラーで掲載したことで、外務省から圧力を受けた『もうひとつの反戦読本』の続編だ。その顛末記も本書に掲載している。特に本書で力が入っているのは、アメリカ次期大統領候補、ブッシュ、ケリー2人とも、イェール大学の秘密結社「スカル&ボウンズ」(骸骨団)出身だというレポートだ。このことは、5月にフジテレビ『ニュースJAPAN』の「インサイド・アメリカ」の特集でも採り上げられていたが(日本のマスメディアで放映されたのは、おそらく初めて)、活字になるのも本が初めてのことである。さらに、その創設から現在に至るまでの全員の会員名簿も掲載している。画期的な試みである。
 昨年末の2外交官殺害から、先の橋田信介、小川功太郎両ジャーナリスト殺害に至るメディア報道の在り方についても、具体的な事例を多々挙げながら、つぶさに検証している。そうして、この大義なき侵略戦争の無意味さかげんを徹底的に批判しているのである。国民の総意を無視し、大金を注ぎ込んで派兵した自衛隊は一体今、イラクで何をしているのか? 全く伝わってこなくなった。メディアの戦争報道の在り方を問いたい。
 編著者の佐藤雅彦氏は、数多くの翻訳書を出している翻訳家であるが、この『もうひとつの反戦読本』シリーズは、氏が渾身の知力を注いで世に問うものである。マスメディアが“自粛”している惨殺写真なども数多く掲載している。

■元気にタブーに挑戦する『スキャンダル大戦争』、力の入った一冊だ!
 一方、10日に発売になる、お馴染みの『スキャンダル大戦争』8号だが、こちらも、力の入った熱い一冊だ。まず、目を引くのは、前駐レバノン全権特命大使であり、伏魔殿・外務省を告発した天木直人氏らの対談だ。まさにこの対談のタイトルの如く「小泉内閣の亡国政治と外務書のデタラメ外交」を徹底批判した。これは、氏の幾つかの著書以上の迫力である。そして、巻頭には、「平成の鬼平」ならぬ「平成のペテン師」=中坊公平の隠し高級リゾート別荘用地をスクープ! 中坊を「弁護士廃業」宣言せざるをえないところまで追い込んだわれわれの執念のスクープだ。この手の偽善者、三百代言には、情け容赦のない鉄槌が必要だ!
 そうして白眉なのは、パチスロ最大手企業であり、人気格闘技興行団体「K−1」の主要スポンサー、名うての社会的犯罪企業「アルゼ」に対する3本のレポートだ。この「鹿砦社通信」でもたびたび明らかにしてきたように、出版差し止め2件、3億円もの巨額訴訟と、もはやアルゼとの裁判闘争は、単に法廷内での争いにおさまらず、まさにやるかやられるかの死闘に発展した。遂に、2度目の出版差し止め仮処分を粉砕し、パチスロ界のカリスマ=岡田和生社長を退任に追い込んだ。詳しい話は、この「通信」の紙面では語り尽くせないので、本誌を読んでいただきたい。さらに、われわれは、この夏なら秋にかけて決戦的状況に持って行く決意を固めている。
 これらアルゼ関連3本のレポートで、とりわけ注目いただきたいのは、『週刊現代』とアルゼとの不可解な「和解」である。99年12月『現代』はアルゼの「裏ロム」問題を厳しく告発する記事を掲載し、なんと9億8千万円余りの名誉毀損訴訟を起こされたが、このような稀にみる巨額訴訟でありながら、なんら情報公開されず、うやむやに収束された事件の真実を明らかにしている。ジャーナリズムの大義とは何かを考えさせられる事件であり、自薦する一編だ。

■『もうひとつの反戦読本』の信じがたい配本減数について
 ところで、われわれが、編著者や執筆者らと力を入れて発行しても、このところの大手取次会社の委託配本の縮小傾向は頭の痛いところである。これを読まれている中小出版社の方々も同感ではないだろうか。以前に当社は、半年に3件もの委託配本拒否に遭っている(2001年から2002年にかけてのことだ)。この時にも取次関係者と話し合いを持ったが、さすがに最近では配本ゼロという事態はない。
 しかし、『スキャンダル大戦争』は、これだけ著名人や話題のテーマを並べても、本号では某取次は1000部も減数してきた。
 殊に露骨なのは、『もうひとつの反戦読本』シリーズに対してだ。シリーズ2冊とも、戦争の残虐さをわれわれなりに報じるために、マスメディアが“自粛”した数多くの惨殺写真などを、巻頭カラグラビアはじめ本文でもかなり掲載している。配本部数減は、このことを一応の「理由」とされている。こうしたことは、実は業界でも問題になっていて、例えば雑誌『サイゾー』6月号の特集「ニッポンのタブー」においても採り上げられている。かの『噂の真相』でさえ、取次はタブーであるということを公言していて、その四半世紀の歴史の中で、わずかに記事にしたのは取次の女性社員の、どうでもいいような座談会ぐらいなものであった。
 この点で、『サイゾー』は、見出しに「出版業界最大の”タブー”!? 出版社にとって取次は本当に聖域なのか?」と堂々と謳い、2月発行の『もうひとつの反戦読本』(発行5000部)に対する考えられない配本部数(日販:申込部数800部→委託配本部数130部、トーハン:申込部数2000部→委託配本部数800部。尚、同誌記事中鹿砦社関係者の発言で部数が異なっているが、これは同誌記者の誤認と善解される)について、「出版自体の是非が議論されている書物とはいえ、大手取次会社の寡占状態が続く中では、1社のこうした判断が、事実上の検閲にもつながりかねない、というのは言い過ぎだろうか」と書いている。そうした事態に、われわれも今回(『徹底暴露!! イラク侵略のホンネと嘘』)、初版部数も1000部減らし4000部にして臨んだが、日販はさらに減り100部(申込600部)! トーハンはわずかに改善されて900部(申込1500部)だった。他の中小取次でさえ200〜300部の配本を引き受けていただいているのに、業界2位の日販がこれでは、わが国の「出版文化」もヘッタクレもあったものではないだろう。
 われわれはいたずらに取次批判をするものではない。長年(当社でなんと30年余!)培ってきた良好な関係をさらに強め、内外からの「表現の自由」に対する不当な圧力に共に立ち向かっていきたいと思っている。しかし、そんなこと(『もうひとつの反戦読本』シリーズに対する対応)では、外圧、つまり予想される外部からの批判に対し、流通上で萎縮し、事前に自主規制することにはならないのか!? もしそうであれば、これこそ「表現の自由」を内部から崩していくことにはならないのだろうか!? われわれは血の通った相互信頼を求めているのに、その血管を狭めて血の流れがスムーに行かなくなっているのではないだろうか!? 外(社会的犯罪企業や業界ゴロら)からは5度の出版差し止めを食らい、内(取次)からは流通上の、信じがたい配本減数という規制をなされ、一体「表現の自由」はどこへ行こうとしているのか?──この死にそうな猛暑の中、考え込まざるをえない毎日である。『もうひとつの反戦読本』シリーズの編著者の佐藤雅彦氏は、今回の配本部数に、ショックで、本当に寝込んでしまい、その反動で怒りを込めたメッセージを送って来た。
 過激なメッセージの中に、本質を衝いた意見もあると思われるので、あえてそのまま削除、修正せずに公開しておこう。編著者としては、心血注いでまとめた本が、不当な扱いをされたという憤りの念が込み上げてくるのだろう。このことは、共に本を作ってきたわれわれには、よく理解できる。
 本当になんとかならないのだろうか。取次がタブーであるかどうかは別として、今、出版流通の在り方を「表現の自由」との関連で論議してもいいのではないだろうか。これを論議することさえ色眼鏡で見られるのであれば、それこそ自らタブーを作ることになるのではないだろうか。
 イラクではまさに内戦の混乱が続いている。マスメディアは果して、この悲惨な実態を正確に伝えているのか? せめて、われわれ数千部のブックレットぐらいはタブーなしに伝えたいと考え、佐藤氏と共にこの企画を進めたが、多くの読者の目に触れる前に挫かれそうになっている。
 クソ暑い中、さらに心も熱くなって、予定以上に長い記述になってしまった。あえて苦言を呈する次第である。
 ───59回目の原爆記念日に、人類史上初めて投下された原爆で亡くなった方々、そして今、原爆を投下したアメリカによって祖国を荒らされ亡くなったイラクの方々に頭を垂れる

(松岡利康)

http://www.rokusaisha.com/0test/tushin/tushin2004/tushin20040806a.html

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