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イラク:
「核兵器は既に廃棄していた」 ジャファル氏証言
【ロンドン山科武司】イラクの旧フセイン政権下で25年にわたって核開発の責任者を務め、「イラク核開発の父」といわれたジャファル・ディア・ジャファル氏は11日、英国放送協会(BBC)とのインタビューで、米英が開戦理由としたイラクの大量破壊兵器について「湾岸戦争直後の91年7月、フセイン大統領の命令で破壊され、二度と製造されなかった」と証言した。
英ブレア首相はイラクの大量破壊兵器は「将来も発見困難だ」と述べる一方で、「フセイン政権が(大量破壊兵器製造・保有の)能力を持っていたことは疑いない」と釈明している。しかし、ジャファル氏の証言で、フセイン政権は大量破壊兵器開発の能力すらなかった可能性が大きくなった。
BBCに対し、同氏は「91年7月に核兵器の装備を共和国防衛隊に引き渡すよう命令を受けた」と語ったうえで、「共和国防衛隊は、核計画を再開できないようすべてを破壊した。そして二度と再開されなかった」と主張した。
また、同氏は「国連の経済制裁と大量破壊兵器の査察は、イラクの核兵器製造計画の再開を食い止めた点で十分に機能していた」と述べた。しかし、査察チームに同氏があいまいな態度で終始したため、査察チームは同氏が何か隠していると疑念を抱いたという。
同氏はイラク戦争開戦前後に、亡命を勧める米情報機関からの接触があったが、そのままイラクにとどまり、昨年4月のバグダッド陥落2日前に国外に出た。
毎日新聞 2004年8月12日 10時20分
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20040812k0000e030017000c.html