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(回答先: 青森駐屯地での派兵反対行動 [秋田ピースマガジン]【警察が強制排除の暴行!】 投稿者 なるほど 日時 2004 年 8 月 10 日 18:54:12)
書店で販売されている「戦争のつくりかた」。英訳も付いている。
「戦争のつくりかた」という一風変わったタイトルの絵本がいま、全国で注目を集めている。六月に成立した国民保護法に反対する運動を続けてきた市民らが、ネット上で共同制作した作品だ。絵本は、近未来に日本が「戦争できる国」になる過程を描きだす。絵本作りに参加した四日市市の主婦渡瀬釉子さん(38)は「たくさんの人にいま、何が起きているのか知ってほしい」と話している。 (中沢 穣)
絵本は「あなたは戦争がどういうものか知っていますか」との問いかけで始まる。「戦争しない」と決めた日本が、国民保護法で「戦争できる国」に少しずつ変わっていく姿が、日常生活の中で描かれる。
絵本作りのきっかけはネット上でのやりとり。主婦や大学生、弁護士など全国の約二十人が、ネット上で議論を進めるうちに、「難しい法案の中身を分かりやすく伝えよう」と、絵本を作ることになった。絵本「世界がもし百人の村だったら」をまとめた池田香代子さんも加わり、メンバーがそれぞれの視点から意見を出し合い、約二週間で完成させた。
絵本は五月下旬、ネット上で配信。「今まで不思議に思っていたことがすっきりした」と大きな反響があり、自費出版した。通信販売で三万冊以上を販売。七月三十一日には、マガジンハウス社(東京)から出版され、一般書店にも並ぶ。
渡瀬さんが活動を始めるきっかけは、二人の子どもだ。現在六歳と九歳の息子が、米軍のアフガン攻撃を伝えるテレビ映像を見て、「うちにも爆弾が落ちるの?」と口にした。「戦争は遠い国の話だけではない。勉強するうちに、子どもたちがどうなるのか、不安になった」と言う。
しかし「ビラ配りやデモには抵抗があった」。そこでネット上で活動を始め、現在はホームページの作成やメンバー間の連絡係で活躍する。「自分のできる場所、時間で、自分のできることを」と、マイペースで活動を続ける。
「おかしいと思ったことには声を上げたい」と渡瀬さん。「国民保護法は国民を保護しない。国が人の命より優先されてしまう」と話す。
マガジンハウス社発行の絵本は四十八ページ、六百円。通信販売(三十四ページ)は三百円。問い合わせは「りぼんぷろじぇくと」=ファクス020(4665)1339=へ。
<国民保護法> 6月14日に衆参の両院で可決され、成立。武力攻撃だけでなく大規模テロも想定し、政府や地方自治体、指定公共機関などの責務や役割を定めたほか、国民の協力も規定する。医薬品などの保管命令に従わない業者への罰則も盛り込まれた。
http://www.chunichi.co.jp/00/mie/20040808/lcl_____mie_____002.shtml