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★「ファルージャの制圧はもはや町全体を破壊しなければ不可能との見方も出ている。」とは、その計画が現実に進行しつつあるということなのだろうか。(シジミ)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040718-00000007-san-int
【バグダッド=蔭山実】イラク駐留米軍と反米武装勢力の交戦が続く首都バグダッド西郊のファルージャで、武装勢力が組織を強化しており、ファルージャはテロリストの巣窟(そうくつ)となっている。四月に米軍が撤退し、イラク人の防衛軍に治安維持を委ねた「停戦合意」が裏目に出た格好で、空爆以外に米軍の攻撃の手立てがなくなったことが影響している。
米軍は四月下旬、ファルージャの包囲を解く代わりに、約千人の旧イラク軍兵士による「ファルージャ防衛軍」に治安維持を委ねることで地元指導者と合意した。だが、防衛軍は旧イラク軍幹部を通じ米軍の統制下にあるものの、大半は旧フセイン政権を支えた旧バース党員で、武装勢力から寝返った者も交じっている。このため防衛軍は実際には、ファルージャを武装勢力の一大拠点として“保護”するにすぎないとみられている。
米軍とイラク暫定政府は、ザルカウィ容疑者が、ファルージャで、国外からの過激派や旧フセイン政権の残党らと連携し組織を拡大させているとみている。
イラクの治安機関関係者は米紙ニューヨーク・タイムズに「ザルカウィがファルージャで爆弾を作り、バグダッドに送っている」と指摘。行政権も武装集団に奪われ、旧バース党員らはファルージャを拠点に、最近も政権奪還への策略を練っているという。
また、「敵は住民の中に驚くほど溶け込んでいる」(米海兵隊員)とみられるうえ、「外国人は部族長の許可がなければとどまることはできないはずだ」との指摘もあり、ファルージャ全体が、外国から侵入したテロリストを含む反米武装勢力を抱え込み新生イラクに抵抗している実情をうかがわせている。
このため駐留米軍のサンチェス前司令官も「ファルージャが武装勢力の巣窟になったのは間違いない」とし、新たな作戦の必要性を示唆。米軍が訓練した大規模なイラク軍を送り込む作戦を検討しているもようだ。
だが、二十五万人が住むファルージャで多くの犠牲者を出さずに効果的な作戦をイラク軍が遂行できるようになるのは、数年先との指摘があり、ファルージャの制圧はもはや町全体を破壊しなければ不可能との見方も出ている。暫定政府が国家安全法の発効や新たな治安情報機関の設置を決めたのも、こうした事態が背景にあったとみられている。(産経新聞)
[7月18日3時14分更新]