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アル・カイダは組織ではなく単なるひとつのモデルに過ぎない(IBLニュース)
スペイン語インターネット新聞IBLニュースが7月2日の報道の中で、エジプトの戦略研究アル・アーラム・センターのディアア・レチュアン(Diaa Rechuan)氏の、次のような談話を載せています。私はここに書かれてあるアル・カイダに対する見方(この新聞が氏の意見を忠実に書いているのなら)には多少疑問を持ちますが、3.11との関係について興味深い点もありますので、お知らせしておきます。
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『専門家が断定、アル・カイダは組織ではなく単なるひとつのモデルに過ぎない』
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テロリスト組織アル・カイダは「組織」として存在しているのではなく、多くのテロリストグループがその便利さによって使用しているひとつのモデルと化しており、イラクですらそれは存在していない。世界の優れた専門家の一人はこのように信じる。
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2004年 7月2日 金曜日
IBLNEWS 特派員
戦略研究アル・アーラム・センターのイスラムの平和と闘争に関する専門家ディアア・レチュアン氏は特派員に次のように説明した。アル・カイダは「マクドナルドの一種、一つの商標、つまり多くの人が所属したがり、イスラムの名において暴力の恐怖を振りまくという一つの必要条件以上のものを必要としないフランチャイズと化している」と。
[9.11以後に]
アル・カイダはおそらく2001年9月11日の以後に誕生した。それ以前ではない。そして現在はアフガニスタン、パキスタン、中央アジア、東アフリカそしてアラビア半島の一部に展開しているに過ぎないが、中央司令部を欠き、オサマ・ビン・ラディンは単にインスピレーションを与えるものとしてしか機能せず、彼の人を集めリクルートする能力はゼロである。このようにレチュアンは言う。
この専門家は断定する。米国がイラクでのアル・カイダの首領とみなしているヨルダン人のアブ・ムサブ・アル・ザルカウイは、たぶんアル・カイダに会ったことも無いだろう。というのは、彼らが行っているバグダッドやケルバラで去る3月に143名の死者を出したような対シーア派襲撃はアル・カイダのスタイルとはかけ離れているからだ。
彼はまた説明する。アル・カイダは常に一定の政治姿勢を保っている。つまり「異教徒」およびその同盟者とみなされる者たちを攻撃するが、モスクにいるシーア派の集団を攻撃はしない。たとえビン・ラディンとその手下たちがすべてスンニ派であり、シーア派にたいして全くシンパシーを持っていないにしても、である。
レチュアンは、ザルカウイが、米国が2千5百万ドルの懸賞金を出しているのだが、ワシントンが言っているほどの重要さを実際に持っているのかどうか、疑いを持っている。そして、ザルカウイを有名にしたのは国務長官コリン・パウエルだ、と断定する。
[3.11との関係の疑わしさ]
同様に、アル・カイダが3月11日のマドリッド列車爆破事件に何かの関連性を持っていることも疑問に思っている。つまりそれは、スペインの治安維持活動の派手派手しい欠陥、もしその目論見と危険性を持って動く組織であるという取り扱いをされているとすれば納得できないような欠陥を意味しているからである。
この専門家は指摘する。アル・カイダは、常に「共通のパトロン【アル・カイダのことを指すと思われる:訳者】」に対する義務を果たすようになされる襲撃に対して、その参加を隠すことをしない。それは異教徒とその同盟者たちを攻撃することであり、そうして「グローバル化する恐怖」という神話を膨らませつつあるのだ。
しかし、もしアル・カイダがシーア派へのテロ事件への関与を否定しているのなら、注意を払うべきだ。
http://iblnews.com/txt/noticia.php?id=110968
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この記事のレチュアン氏の話では、アル・カイダとCIAやモサドとの関連について全く触れられていないのですが、むしろアル・カイダを「マクドナルド化」させているのはそのような欧米イスラエルの上級謀略機関でありさらにユダヤ資本に操られるマスコミである、と私は思っています。
レチュアン氏がザルカウイや3.11マドリッド列車爆破事件とアル・カイダとの関連に疑問を持っているとすれば、ではそれがアル・カイダであるように宣伝しまたその関連を「既成事実化」しているのは誰か、ということになり、必然的にアル・カイダの正体とその背後、そして「グローバル化する恐怖」という神話を膨らませているのは誰の何の目的なのか、に触れざるを得なくなるはずです。
IBLニュースが故意にその点をぼかしているのか、あるいは「専門家」レチュアン氏が食わせ物かどちらかでしょうが、このエジプトにあるアル・アーラム・センターのディアア・レチュアンという人物について詳しくご存知の方がいらっしゃれば教えてください。