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ヨルダン、もしイラク新政府が要請すれば軍を派遣する、と(エル・ムンド)
7月2日付けのエル・ムンド(電子版)の記事です。
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『ヨルダン、もしイラク新政府が要請すれば軍を派遣』
(ロンドン)
ヨルダン国王アブダラー2世は英国の放送局BBCのインタビューの中で、もし新政権からの要請があるならイラクに軍を派遣する用意があることを明らかにした。
権威あるテレビ番組「ニュースナイト」での発言の中で、アブダラー2世は暫定政権への援助の意思を示し、ヨルダンの支援を当てにすることができると語った。
「大統領と首相に対する私のメッセージはこうだ。あなた方が必要とすることを言ってください。我々がどのように援助できるか言ってください。そうすれば我々はあなた方に110%の協力を提供するでしょう。」国王はこう断言した。そして「もし我々が彼らを助けず彼らが失敗したならば、その代価は我々が払うことになってしまう。」と付け加えた。
軍の派遣に関してアブダラー2世は、「もし今日まで軍を展開することに対しての躊躇があるとすればそれは『士気の問題』だ。なぜなら両国の歴史を見るならヨルダンは『この作業にとって理想的な候補ではなかった』からだ。しかしながら、もし新政権が要請するようなことがあるなら断るのは難しいだろう。」と説明した。
倒されたイラク大統領サダム・フセインについては、模範的な裁判として正当で厳格に法にのっとるべきである、とコメントした。
国王は、中近東の不安定さの源泉はパレスチナ・イスラエル問題であると主張し、「解決していないと同時にこの地域は望まれる安定を全く享受していない」と強調し、「英国人と米国人にとってはこのように見ることは難しいだろうが、私はイラクは第2次的な問題であるように思う。」と述べた。
http://www.elmundo.es/elmundo/2004/07/02/internacional/1088774640.html
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このヨルダン国王の発言をどう見るべきか、ちょっと私にはわかりません。イラク新政府は明らかに米英植民地政府であり、特にヨルダン国民を含む大多数のアラブ諸国民はそう思っているはずで、自らあからさまに「手先」になることを表明したものなのか、それとも他の意図があるのか、首を傾げます。ただ、イラクに目が向きがちな中近東問題で、イスラエルの存在を第一義に捉えていると強調していることには注目すべきでしょう。