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(回答先: 主権移譲後も治安など根幹は米依存…イラク暫定政権（読売オンライン） 投稿者 happyblue 日時 2004 年 6 月 29 日 00:01:41)
＠主権移譲前倒し「１週間前から検討」 日本などにも通告（アサヒコム）
北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）首脳会議に出席のため、トルコ訪問中のブッシュ米大統領に同行している米政府高官は２８日午前（日本時間同日午後）、予定より２日早めて突然行われたイラク暫定政府への主権移譲の経緯と背景を説明した。
○理由
同高官はまず、前倒しに踏み切った理由について、（１）（３月から五月雨式に進められてきた）暫定政府の各政府機関に対する権限の移譲は今月２４日に完了し、主権移譲の準備がすでに整っていた（２）３０日の移譲をにらんだ武装勢力の暴力、テロが活発化するなか、前倒しをした方が治安対策上有効だと暫定政府側が判断したためだ、と説明した。
日程を前倒しすることで、武装勢力側の裏をかき、テロの被害を小さくしようという狙いがあったことを明らかにしたが、「ブッシュ大統領は暫定政府の発足以来、可能な限り早く暫定政府に権限を移譲することを目標にしてきた」と説明。武装勢力の脅しに屈したものではないことを強調した。
さらに、主権移譲が早期に完了したことは「アラウィ首相の指導力強化につながる」と述べ、「新政府が国家を運営する能力と意志と準備が整っていることをイラク国民に示すものだ」と意義を説明した。
○経緯
前倒しの検討が始まったのは「約１週間前から」。２７日になってアラウィ首相が最終的な決断を下し、同日午後、トルコ滞在中のブッシュ大統領に、ブレマー米英暫定占領当局（ＣＰＡ）代表→ライス大統領補佐官というルートを通じ伝えられた。大統領は直ちに了解、「歓迎している」という。
日本を含む有志連合参加国に対しては、ＣＰＡから２８日午前、事前に通告したとしている。
ＣＰＡに代わって米政府の代表機関となる駐イラク米大使館を率いるネグロポンテ大使は、数日中に着任する予定。３０日の式典は、主権移譲が前倒しされたにもかかわらず、予定通り実施されるという。
○展望
激化する武装勢力のテロや襲撃は、主権移譲の前倒しでどうなるのか。同高官は「主権移譲後も続く。（来年１月の実施を目指す）選挙に焦点を当てるだろう」と見通しを語り、前倒しが治安状況の好転には結びつかないと見ていることを明らかにした。
ただし、アラウィ首相が、戒厳令を布告する可能性については「あらゆる対策をとるが、戒厳令の決断は下されていない」と述べるにとどめた。 (06/29 00:07)
http://www.asahi.com/international/update/0629/001.html
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。