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2004 年 05 月 29 日(Sat)
散文
「同じ痛みがわかるだろ」
「日本人には恨みはないけど、アメリカのせいでいまは外国人はみな嫌いだ。早くこの国から出て行ってくれ。なにもしてないのに家は壊され、金も全部持っていかれて、子供も殺された。この俺の悲しみがわかるか?もしイラク人が日本で同じ事をしたら、あんたらどう思う?我慢できるか?」
「日本人は第2次世界大戦で占領の苦しみを知っているはずだ。同じ痛みがわかるはずだろ」
月刊現代6月号 ファルージャ突入記
憎悪と殺意と悲しみの街 小川功太郎(ジャーナリスト)
世界の端っこから平和を叫んでみたい。
人の生き死にを賢しら顔でどうこう言う非人間性は俺は持ち合わせていない。
ただ、購読している日刊ゲンダイで共感を持って読んでいたジャーナリストに起きた悲劇を、「どうか、ウソであって欲しい」と思う。
小川さんが現場から逃げ延びた、という運転手の証言にも、どうか、生きてどこかにいて欲しいと思う。どんなに甘いと言われても構わない。それが俺の願いだから。
もちろん、小川さんの過去の記事を見ても、これが起き得ない場所ではないし、橋田さん小川さん自身もある程度の覚悟はしていただろう・・・
しかし、事件の背景どうこうより、俺はこれが真実であったら本当に悲しい。どんなことを言われようが、人が死ぬことはただ本当に悲しい。俺は首相をはじめとした、日本人が人が死んでもなんとも思わなくなってしまったのが解せない。これは日刊ゲンダイ5月26日号に小川さんが載せた記事で書かれたことにも共通すると思う。
金でしかものが図れなくなった人間には信じられないのかもしれないが、橋田さんや小川さんが自衛隊派遣の真実を伝えようとしていたのは、自分の名誉や金のためじゃない。イラクの人がアメリカの占領下で不当な目に遭っていて、それに日本が加担していることをこっちに伝えてくれるために行ったのだ。日本人が自衛隊派遣のために憎まれつつある現状、自衛隊がイラクの人に憎まれ、殺されることを心配して行ったのだ。
誰がなんと言おうと、
人のために人に尽くす人は美しい。
人のために真実に近づこうとする人は尊い。
おためごかしにウソをつき、権力にすがって人が死ぬのをなんとも思わない人間は醜いのだ。
自分の国の人間が死んでも、同じ環境にいる自分の国の兵隊の命を心配しない、自分の権威に奢った首相や防衛長官は醜いのだ。
自衛官やジャーナリスト、イラク人やアメリカ兵、人が死んでいくのを心配しない、なんとも思わなくなってしまった人間は醜いのだ。
俺は、人が死ぬのはいやだ。
戦争はいやだ。
人間性をなくしてないみなさんへ、
昨日の日刊ゲンダイの転載はしません。
買える人は買ってください。
月刊現代6月号も、できるだけ買って読んでください。
橋田さんの著書も俺はいまから買います。
彼らが伝えたいものを心に引き継いで実践していきましょう。
俺は人の死を利用するのなんか大嫌いです。
でも、人の命に真摯であり続けたいと思っています。
どんなに長い間、やつらは俺達の預言者たちを殺し続け、
その間俺たちは黙って立ち尽くし、
ただ見守っていただけだったろう
それはまさに預言書に書かれたことの一部だと言うものもいる。
俺たちは預言書を完成させなければならない・・・・
(BOB MARLEY&THE WAILERS
"REDEMPTION SONG")
視点;イラク問題での小泉首相の責任は問われなくてもよいのか?
TB
http://www.officemh.com/archives/000075.html
http://eunheui.cocolog-nifty.com/blog/2004/05/post_30.html
http://ch.kitaguni.tv/u/1023/%bb%fe%bb%f6%a1%f5%bc%d2%b2%f1%cc%e4%c2%ea/0000086758.html
http://d.hatena.ne.jp/claw/20040529
投稿者:DoX at 11:15
http://ch.kitaguni.tv/u/2148/%bb%b6%ca%b8/0000086798.html